
完全紹介制・会員制の焼肉。
にくがとうが手がける町焼肉スタイルの新業態。
場所は人形町から徒歩で5分ほどで、古民家をリノベーションした、元々「にくがとう」のあった建物。
理容室にある3色のサインポールが新たに設置され、こちらが目印となっている。
店内に入ると、真っ赤なカウンターと奥にはテーブル席が並び、換気フードの下にガスロースターがセッティングされている。
店員さんの説明を聞いた後にコース焼肉がスタート。
▪️ハツ刺身(低温調理済み)
和からしと小葱と共にいただく。
ハツに絡めたタレがとても美味しく癖になる。
▪️元祖うながとうより 鰻の罪ボー寿司
分厚い鰻で巻かれたシャリの中には、和牛のイチボが隠れている。
鰻と肉の組み合わせにテンション上がってのスタート。
▪️まぐろがとうより マグロのタルタル
マグロタルタルを風味の良い海苔で巻き、口の中で広がる甘味を楽しむ。
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《塩》
▪️旨味のある赤身①(シキンボ)
薄いながらも味のある赤身で、肉の風味がしっかり出る。
▪️旨味のある赤身②(トモサンカク)
やわらかく脂と赤身のバランスが良い。
塩だけで十分。
▪️下町ペッパー特上タン(レモン)
程よい厚みがあり、よく焼きでいただく。
タンの肉汁にブラックペッパーとレモンの組み合わせが秀逸。
▪️ペッパー中川ほるもん(ハツモト)
コリコリとした食感が楽しい。
味つけはシンプルで飽きない。
▪️シンプル中川ほるもん(センマイコブ)
クセがなく食感が軽快。
おつまみ的に楽しめる。
▪️特選ミニ中川レバー(ゴマ油)
ねっとりしたレバーにゴマ油が香りを添えてくれる。
新鮮さを感じる一品。
★喫茶店 ももシャーベット(箸休め)
桃が芳醇に香る、冷たくさっぱりシャーベット。
後半に向けて口の中をリセットしてくれる。
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《タレ》
▪️本能のタレ特選リブロース
厚みと脂がありながらも重すぎない。
ご飯に乗せて食べると至福の時間が訪れる。
▪️人間をだめにするたれ特選サーロイン
美しいサシの入ったキメ細やかな肉質に、タレがしっかり絡む。
白米が必須な一皿。
▪️飲めるロース
タレごと鉄板で炒めるスタイル。
脂がとろけてまさに飲めるような柔らかさ。
▪️サムギョプサル(サンチュ・甘辛みそ・キムチ)
豚肉に濃い味噌とキムチがよく合う。
サンチュで巻くと最後までさっぱり。
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▪️ごはん(京都産コシヒカリ)
甘みと粘りが素晴らしい銀シャリは、タレと肉にぴったり。
おかわり自由が嬉しいところ。
▪️冷麺(ライム・キムチ付き)
コシのある太麺とさっぱりスープ。
最後まで美味しく食べられる構成。
▪️人間をだめにするアイスクリーム
あの高級アイスを彷彿とさせる、バニラの濃厚な味。
食後の満足感をしっかり締めてくれる。
最初に塩でシンプルに素材を味わい、箸休めを挟んで、後半はしっかりタレの肉と白米で満足感を高めていく構成。
一皿ごとに意味があり、説明もきちんとされる。
肉の流れ(塩→タレ→ごはん→〆)が理にかなっていて飽きない。
内装は昭和の純喫茶風で、接客も明るくテンポがいい。
紹介制の特別感を感じつつ、焼肉好きにもおすすめできる内容。