絶やしては行けない
絶やすには惜しい絶品グルメ「絶メシ」を各地の店から受け継ぎ、その味を次の世代へつないでいく取り組みを行っている。 特に有名なのは、千葉県木更津市の大衆食堂「とみ」の名物、ポークソテーライス。 その味をインスパイアして再現したメニューをはじめ、閉店した店等からレシピを受け継ぎ、元の店主に売上の一部を還元する取り組みも行っている。 昼は「烏森絶メシ食堂」、午後から夜は「烏森百薬」として営業する二毛作。 新橋駅烏森口から徒歩2分ほど、烏森神社へ続く通りにあり、大きな白い暖簾が目印。 店内はカウンター席とテーブル席があり、45席を備える。 店員さんたちの気配りも行き届いており、気持ちよく食事を楽しめる雰囲気。 ────── 少し早めの平日ランチタイムに2人で訪問。 すでに店前には行列ができている。 本日は、かつて神田にあった老舗洋食屋「キッチンビーバー」の人気メニューで、現在は絶メシ食堂で味わえる「ビーバー定食」を目当てに訪問。 待っている間に注文を取りに来る。 お目当ての「ビーバー定食」に「アジフライ」を追加でお願いする。 回転率をあげるための効率的な運用。 順次店内に案内され、並び始めてから15分ほどで2階のテーブル席へ。 すでに注文を済ませていたため、着席から2〜3分ほどで料理が運ばれてくる。 ▪️ビーバー定食 1,000円(税込) ・豚のしょうが焼きとカニクリームコロッケのセット ・ご飯(おかわり無料)、味噌汁、漬物付き 昭和35年に夫婦二人で創業し、親子二代にわたって60年もの間、神田で愛されてきた老舗洋食屋「キッチンビーバー」。 店がなくなってもビーバーの味を残したいという元店主の思いを受け、レシピを継承して作られているのが、このカニクリームコロッケと生姜焼きの「ビーバー定食」。 銀色の楕円形のプレートに、生姜焼きとカニクリームコロッケが並び、千切りキャベツとレタスが添えられている。 生姜焼きは豚肉にタレがしっかり絡み、カニクリームコロッケは美味しそうなきつね色の衣が印象的。 カニクリームコロッケを割ってみると、中には白いクリームがたっぷり詰まっている。 サクッとした衣と、なめらかなクリームの対比が楽しめる。 生姜焼きはご飯と一緒に食べ進めたくなるしっかりとした味付け。 馴染みのある生姜焼きとはひと味違う、印象に残る味わい。 クリームコロッケと合わせて一皿で和洋二つの味を楽しめるのが嬉しい。 ▪️アジフライ(追加)200円 追加したアジフライはやや小ぶりながら、身には厚みがある。 ひと口食べると、アジの旨みがしっかりと感じられ、サイズ以上に満足感のある一品。 たまらず、無料のご飯もおかわり。 おかずとご飯を存分に楽しみ、満腹満足でご馳走様。 お会計は1階カウンター横のレジで。 カード・PayPay・現金払いが可能なのも嬉しいポイント。 ────── お店の雰囲気も、気配りの効いた接客も心地よく、行列ができるランチタイムでも案内から料理の提供までスムーズ。 各地で長く愛されてきた料理を、店がなくなった後も味わえるという「絶メシ」の取り組みにも魅力を感じる。 新橋でランチを楽しみながら、こうした料理を次の世代へ残していく取り組みに触れられるのも、この店ならでは。 絶やすには惜しい味を、これからもこの場所で守り続けてほしい。
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