東京の蕎麦屋放浪記NO.150-3 … 久し振りに此方のお店に行ってみた。ミシュラン店出身の和とフレンチの2人のシェフがコラボレーションしたというお店で、今までに出会ったことのない「そば懐石」を提供するという。 ランチでしか行ったことがないので、此方のお店の本当の良さは「そば懐石」をいただいてみないとわからないかもしれない。 和の小串氏は、焼津たち吉 / 銀座おかもと他で、今日まで日本料理の追求に励み懐石料理を中心に料理の腕を磨き、東京ミシュラン2つ星店で腕を振るう経験を待つ実力派だという。新しい舞台として日本の伝統食である「そば」を通じて食事を楽しんでもらうべく、日々創意工夫を凝らした料理を提供するとのことだ。 開店したばかりの時は、メニューの表記など ちぐはぐな点が散見されたので、あまり行く気になれなかった。天ぷらそばの海老天は、3本と書かれていたのに2本だったり、大盛り+200円と書かれていたが、温かい蕎麦は大盛りには出来ないと言われたり … メニューの表記は改善されていたが、どうやら価格は多少値上がりしているようだった。以前から気になっていた「葱そば」1200円をオーダーしてみた。以前は980円だったので、内容が変わっていなければ、結構な値上げになるかもしれない。それとも台風などの影響でねぎの価格が高騰しているとか … 「葱そば」というと、福島県大内宿のねぎが1本付いてくる蕎麦を思い出すが、果たしてどのような蕎麦だろうか … 着丼した蕎麦は、青ねぎが沢山と天かすが少々、薬味に刻んだ白ねぎが付いていた。蕎麦は機械打ちのような気もするが、蕎麦の風味はあまり感じないものの、温かい蕎麦であってもコシがあってなかなか美味しい。かけつゆも熱々で、以前食べた時には"かえし"濃いめに感じたが、出汁が効いて上品な好みのつゆで美味しいと感じた。 青ねぎは、九条ねぎ?それとも浅葱、分葱か? 聞いてみないとよくわからないが、葱のシャキシャキ感も残っていて、まずまずの美味しさでした。天かすは胡麻油が香り、上品な「たぬきそば」と言えないこともない。 この蕎麦一杯1,200円を高いと思うか思わないかは、人それぞれの嗜好の問題、価値観の違いもあるので何とも言えない。他には夜メニューで「黄金のからすみそば」税込3,300円というメニューもある。「葱そば」は、上品な蕎麦であると感じるが、悪く言えばコスパは必ずしも良いとは言えないだろう。小生としては、ボリューム的には足りないので、つゆまで完食してお腹を膨らませた … 事実としては、美味しいつゆと感じたからでもあるが … 最初に訪問した時には、禅語である意味ありげな「雨滴声」という店名がとても気になった。読んで字の如し「雨だれの音」と解釈出来るが、禅宗独特の言葉で奥深い意味を持つという。この禅語の解説はいささか長いので、最初の投稿でかいつまんで説明しているので、確認して頂けたらと思います。 ご馳走様でした! #そば懐石のお店 #和とフレンチのコラボレーション #禅語の意味ありげな店名 #葱そば
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