渋谷百軒店(ひゃっけんだな)、カレーの老舗名店『ムルギー』左脇を入った道にある、ロブスター&シャンパンのお店。
『EBIZO』
赤い扉が目印です。
実はここ、私が渋谷で通っている『獅天鶏飯』『ハンナ』の系列店。
というかもともと『EBIZO』が先にあって、そのシンガポール中華業態の『獅天鶏飯』、韓国鉄板料理業態の『ハンナ』がオープンしたという流れになります。
渋谷の食レベルをぐんと引き上げてくれているこのグループからは今後も目が離せませんね。
実はこの『EBIZO』に最近ジョインしたハルナさんという女性シェフがなかなかにブッ飛んでいて、インドの高級ホテル『The Oberoi, New Delhi』を経由し、『シターラ青山』でフセインシェフと共に働き、『ニルヴァーナニューヨーク』にも参加、さらに市ヶ谷で超人気だった『FACTORY』でパンを焼いていたこともあるというファンタスティックな経歴。
そんなこんなもあって、今年のジャパニーズカレーフェスティバルでは地方カレーの間借り場所を提供してくれたのに加え、『EBIZO』自体もフェスに参加してくれることになったのです。
よもや、自分たちがカレーフェスに参加していることなど知らないであろうロブスターたち。
水温・水質がしっかり管理されており、すこぶる元気に歩き回っています。
まずはワインから。
★インヴィーヴォ X SJP ロゼ ¥7920
・チャージ ¥500/人数
今流行り?のXロゴが印象的なボトル。
ニュージーランド・マールボロのインヴィーヴォと、『フットルース』『セックス・アンド・ザ・シティ』などで知られるハリウッド女優サラ・ジェシカ・パーカーのコラボラインです。
このロゼはニュージーランドではなくフランス産になるそうで、三国コラボということになるのでしょうか。
スマートで、小さな花がふわり開くような香りが小粋です。
★シュリンプカクテル ¥1980
プリッとキリッと引き締まった海老をレインボーソースとチリソースで。
スターターに最適ですね。
サービスでパン・ド・カンパーニュが登場です。
高加水でしっとりモチモチの食感はまさに極上クラス。
流石すぎます。
塩を加えたサワークリームも最高ですね。
★本日のアペタイザー×4名 ¥4400
生ハムで包んだ桃のコンポートに夏を感じ、濃密なフムスに越境感を覚え、いちいちレベルが高くて楽しい一皿。
さて、『EBIZO』に来たらやはりロブスター。
メチャクチャ元気です。
調理と味付けが自在に選べるのも楽しいポイント。
シンガポール式のブラックペッパー仕立てにも惹かれましたが、もうひとつスパイシーなチョイスがあったのでそちらに決定!
★ライブロブスター ケイジャン L ¥8778
凄い迫力!!
「ケイジャン」はアメリカ南部ルイジアナ州の定番。
自家製ブレンドのスパイスで構成したケイジャンシーズニングでスパイシーに仕上がっています。
新鮮ロブスターならではのプリプリジューシーな旨味にオレガノの香りが乗って実にたまりません。
これは極上のご馳走スパイス料理ですね。
もちろんジャパニーズカレーフェスティバル参加店ということで、期間限定カレーも用意されています。
★マスタードフィッシュカレー ¥1540
青唐辛子とブラックペッパーをメインに香ばしいマスターシードの風味とレモンの酸味が後を引くマスタードシードカレー。
米はインドの高級米バスマティ使用です。
爽やかでありながら塩気がビシッと決まったグレービーにアサリやイカの旨味。
そこにイサキのキュッと引き締まった白身が顔を出し、フルスロットルで夏を感じる一皿になっています。
(こちらは8/20までの提供、メニューに記載はないのでスタッフに聞いてくださいね。)
添えられた副菜も実に豪華で情報量多い!
★仔羊のロースト ¥3608
海鮮だけじゃなく、肉も一級品。
★本日のデザート盛り合わせ ¥1750
イタリア・トリノのチョコレートプリン「ボネ」、バスクチーズケーキ、ブルーベリーのNYチーズケーキ。
実に引き出しが多いですね。
実際、渋谷百軒店にここまでの美食レストランがあることを知らない人が多いのではないでしょうか。
フェスをきっかけにぜひ訪問してほしいものです。