赤坂の名高き老舗洋食店『津つ井』。 『銀座スエヒロ』のチーフだった筒井厚惣(孝三)氏が1950年(昭和25年)独立し東京・新川で『グリル津々井』を開業。 1956年(昭和31年)、新川の店を義兄弟の越田武氏に経営譲渡し、自身は赤坂に店を移し屋号を『津つ井』としました。 赤坂界隈には大手マスコミも多く、ワンランク上のデリバリーとしても業界によく知られてきましたが、赤坂、新川だけでなく東中野にも『津つ井』があることをご存知でしょうか。 東中野駅から南側へ徒歩2.3分ほど。 『にっぽんの洋食 東中野 津つ井』 こちら実は赤坂『津つ井』ののれん分け店。 屋号の真ん中が平仮名なのがその証ということですね。 地下へと続く階段を16段。 こじんまりとしたアットホームな空間でご夫婦が経営されています。 こちらの看板メニューは「ビフテキ丼」。 めちゃくちゃ魅力的。 けれどやはり、オーダーするのはカレーです。 しかも老舗洋食ならではのカツカレー。 ところが到着したのは、ちょっと意表をつくカツカレーでした。 ★カツカレーライス ¥1570 なんと、カレーが別盛りなのですね。 カレーライスにカツが別盛りという店はあるけれど、これは面白いです。 まずカレーが結構独特。 シチューのようなとろみで、具材のポークがたっぷり。 辛さよりブイヨンの濃厚な旨味で押す、まさに洋食ならではの独特カレー。 赤坂『津つ井』のカレーはこれとは全く異なるスタンダードスタイルだったような記憶が。 こうなったきっかけに興味が湧きます。 カツはサックリ衣で、やはりとんかつ屋のトンカツというより洋食のカツレツというのがふさわしい味わい。 何もつけずこのままでも味濃く美味しいのですが、カレーにつけるとまた格別。 これはカツにもカレーにも個性とプライドがあって、まず別々に食べてほしいということなのでしょう。 最後までカツサクサクで美味しくいただけました。 カレーもカツも、まさに「にっぽんの洋食」。 これは良いお店、流石です。
駅から近い
カウンター席あり
禁煙
クレカ決済可
ランチ営業あり
おひとり様OK
昭和レトロな空間で味わう、こだわり洋食の王道
東中野駅近くの地下に佇む、アットホームな雰囲気の老舗洋食店。ご夫婦で営む温かい空間では、ビフテキ丼やハンバーグ、エビフライなど、昔ながらの洋食メニューが楽しめます。看板のカツカレーは、カレーとカツが別盛りで提供され、シチューのようなとろみのブイヨン香るカレーと、サックリしたカツレツの組み合わせが絶妙。サラダの立体的な盛り付けにも丁寧な仕事ぶりが感じられ、歴史ある洋食の味と心地よいくつろぎを実感できます。

























