横濱三大市民酒場
横濱三大市民酒場の一つとして知られる、昭和の面影を今に残す老舗酒場。 かつて横濱三大市民酒場と呼ばれた「諸星」「常盤木」「みのかん」のうち、現在も営業を続ける貴重な存在。 場所は京急新子安駅からすぐ。 大きく掲げられた「市民酒蔵」の看板と、青い暖簾が目を引く外観は、今どきの居酒屋とはまったく異なる風情。 店内に入ると、入口から奥まで伸びる対面式のカウンター席が特徴的。 壁には短冊メニューが所狭しと貼られ、昭和の大衆酒場らしい空気がそのまま残っている。 ───── この日は平日の17時過ぎに3名で訪問。 店内にはすでに常連と思われる方々が料理をつまみながら酒を楽しんでいる。 空いている4人がけのテーブル席に着き、まずはホッピーで乾杯。 〇 白ホッピーセット 〇 黒ホッピーセット 〇 おかわり なか ホッピーを飲みながら、壁の短冊メニューを眺めて気になる料理を注文する。 ▪️梅水晶 ▪️きゅうり1本漬け ▪️塩らっきょう まずは提供の早い3品から。 梅水晶のコリッとした食感、きゅうりのさっぱり感、塩らっきょうの塩気と、それぞれ酒の肴にちょうどいい。 ▪️焼売 和からしを添えた焼売が4個。 ふっくらとした皮の中に肉の旨みがしっかり感じられる。 ▪️鶏の唐揚げ しっかり下味のついたもも肉はジューシー。 衣はふんわりとした仕上がりで、どこか懐かしさを感じる味わい。 ▪️ソーセージ 細長いあらびきソーセージが4本。 シンプルながら、こうした料理が並ぶところにも大衆酒場らしさを感じる。 ▪️チーズスティック チーズを春巻きのような皮で包んで揚げた一品。 パリッとした皮の中からチーズのコクが広がり、酒のつまみにピッタリ。 ▪️焼きそば 家庭的な味わいのソース焼きそば。 ザク切りのキャベツに紅しょうが、青海苔を合わせた、どこかほっとする味。 玉子焼きと一緒に食べれば、オムそばのような楽しみ方もできる。 ▪️細切りフライドポテト ▪️れんこんはさみ揚げ こんがりと色づいた衣は香ばしく、ひと口かじるとれんこんのシャキッとした食感が心地よい。 その間に挟まれた柔らかな肉だねは、ほどよくジューシーで旨みもしっかり。 ▪️玉子焼き 薄めのオムレツのような形に焼き上げられた玉子焼き。 先述のとおり、焼きそばと合わせて食べると、オムそばとしても楽しめる。 ▪️厚揚げ 表面はカリッと香ばしく、中は熱々。 シンプルながら安定感のある一品。 ───── 料理はどれも奇をてらったものではなく、酒場で酒を飲むためのつまみとして素直に楽しめるものばかり。 それ以上に印象に残るのが、長く続く店ならではの空気感。 店内を行き交う店員さんの接客はテキパキとしていて、老舗らしいそつのない対応。 壁一面の短冊メニューや長く使い込まれてきた店内の雰囲気も含め、まるで昭和の酒場にタイムスリップしたような感覚を味わえる。 新子安で昔ながらの大衆酒場を楽しむなら、ぜひ覚えておきたい市民酒蔵だった。
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