【本当にうまい一杯探訪記(7)】熟練のラーメン店主の後ろ姿から滲み出るお客さんへの気配りと珠玉の一杯が感動を呼ぶ、筋金入りのラーメン職人のお店! 《1977年創業の年中無休の西田辺の名店》 大阪メトロ御堂筋線「西田辺」駅から南港通りを東方に徒歩数分、深夜煌々と赤い提灯と電球で照らされている『サッポロラーメンほんば』は、夕方17時から深夜4時30分まで、1977年12月5日から年中無休で営業されているお店。 本場仕込みの札幌ラーメン(しょうゆ・味噌・塩バター)や餃子、シュウマイ、焼き豚とキムチの盛合せなど、深夜でもカウンターの13席が満席になるほど人気で、飲んだ帰りの〆の一杯と昔から地元のお客さんに愛され続けています。 その一番の人気の秘密は、店主のお客さんに対する接客姿勢と的確な対応、そして、40数年経っているにも拘らず、ピカピカに磨き上げた厨房の調理台やカウンターテーブルの清潔感が、いつ来てもお客さんに気持ちよく美味しく味わって欲しいという店主の思いが伝わるからなのだと思います。 お店の入り口は、引戸を開ければどこからでも入れるようになっていて、まさに千客万来、一見さんも常連さんもカウンターの前に座れば皆同じ!というスタイルが潔く、カウンター越しに見える店主やお弟子さんの無駄の無い動きに、これぞプロのラーメン職人の背中を見た気持ちにさせてくれます。 《チャーシューの旨味とまろやかな味噌がたまらない一杯!》 ・味噌チャーシュー麺:1,000円 ・味噌ラーメン:730円 清湯の深い旨みを出すため、鶏ガラや豚骨をベースにしたスープに、胡麻の香ばしさも感じる濃厚な味噌の味わいがしっかり口に広がる一杯。まったりした少し粘度を感じるスープながら、さらりとしていて後引きのよい飲み口です。 麺は、中細ストレート。断面は丸みがあって、つるりとした表面で喉ごしがよく、もちっとしたコシのある食感です。 チャーシューは、中ぶりの豚肩ロースがこれでもかと10枚は入っていて、パサつきもなく脂身がしっとりとしていて歯切れのいい柔らかな食感。味付けは濃いめで、醤油味がしっかりと染みているので、肉の旨味が十分味わえます。 具は他にネギ、もやし、玉ねぎ、スイートコーン、わかめが入っていて、まろやかな味噌とベストマッチングし、とくにスイートコーンは甘くて、シャキッと食感もよく、思わず追加したくなるほどでした。 大阪でも、本場札幌味噌ラーメンを提供されているお店もたくさんありますが、このお店は気をてらうことなく王道の味噌ラーメンで、本当にうまい一杯です。 《追記》 40数年もの長きに渡って営業されている秘訣は、食材や料理の美味しさも大切な要因ですが、お客に対する応対と仕事に向かう姿勢が、しっかりお客に伝わるかどうかにかかっていると思います。 店主は、愛想は良いものの、語り口に無駄や嫌みがなく、サービスが的確。真っ当で奇をてらわず、ウンチクや仰々しさもなく、その一挙一動が職人魂と感じるプロ。これがお店を支えているのだと教えてくれます。 #本当にうまい一杯探訪記 #札幌味噌ラーメン #味噌チャーシュー麺 #チャーシューがたまらんお店 #飲んだ後の〆の一杯 #西田辺の名店 #熟練のラーメン店主 #夜間営業店 #深夜営業店 #昭和時代の変わらない味
口コミ(6)
オススメ度:77%
口コミで多いワードを絞り込み
久々のコクまろ味噌ラーメン‼️(^○^) 子どもらへの手紙を書き終え、あとは明日の本番を待つだけ…ほっとひと安心すると、なんだか腹が減った… て五郎さん的な感じになり、ガッツリ食べられるお店探しです‼️(笑) ほんで前々からちょいと気になってたこちらにやってきまして、やっぱ札幌ラーメンてことなら、まずは王道の味噌ラーメンやろ‼️てことで、味噌ラーメンをオーダーし、ガッツリやからチャーハンと餃子も‼️(^○^) 出てきたラーメンをひと口すすって うんうん‼️この味噌のコクまろなスープがよいです‼️(o^^o)麺との相性もよし‼️たっぷりのもやし、コーンにわかめてのがまたえ〜やないですか〜(o^^o) チャーハンはしっとり系(^^)こちらもなかなかによいです(^○^)餃子も外パリで、焦げ目ないとこはもっちりでこれもよし‼ 久々にこれぞ味噌ラーメンてのを食べた気がします(o^^o)美味しかったです‼️️ #コクまろ味噌ラーメン #たっぷりもやしにコーンがうれしい #ガッツリでも〆でもいけるラーメン屋 #夕方から朝方までやってるお店
ここのラーメンとチャーハンが 本当に美味しい!! お昼はやってなくて夜だけの営業やけど 飲んだ後の〆のラーメンには間違いなくここ 好き過ぎて食べ終わってからの 写真で失礼しますm(__)m
40年の歴史を誇る真夜中の繁盛店の人気の秘密とは! 西田辺のシャープ本社の横にある1977年12月5日より営業されている『サッポロラーメンほんば』は、夕方17時から深夜4時30分まで、年中無休のお店。夜間のみ開店しているためなかなか行く機会がなく、先日やっと呑み会の〆のラーメンが食べたくなって初入店しました。 夜中12時過ぎ。古ぼけた赤いテントや提灯が煌々と照らされている中、お客さんで13席のカウンターはほぼ満席。タイミング良く食べ終えたお客さんが店を出たところ、間髪入れずに手動ドア(笑)を開けて店内へ入ることができました。 店内はカウンターのみながら、整理整頓された箸や調味料と磨き上げた白木のカウンターテーブル。手入れが行き届いた調理器具がこれまた昭和時代を彷彿させる薄黄緑とオレンジのタイルに手際よく並べられています。 入店するなり、威勢のいい声でのオーダー取りをするのが、恐らくベテランの職人然とした店主。大きな寸胴でラーメンを湯がいているのが30代のお弟子さんと思われる2人で切り盛りしながら、テキパキとお客さんの注文を聞きつつ迅速にラーメンを作っていくのをカウンター越しから見ることができます。 メニューは「醤油・味噌・塩バターらーめん」各730円(税込)に、それぞれのスープに「コーンらーめん」各900円、「チャーシューメン」1,000円、大盛りは170円増しというラインナップ。他に「チャーハン」650円、「餃子」330円、「シュウマイ」450円、「焼き豚とキムチ盛り合わせ」並830円、小550円があります。 今回は、飲んだ後の〆のラーメンとして「塩バターらーめん」を注文したところ、あっという間に着丼。見るからに昔ながらの正当派の塩バターらーめんです。 麺は、中太のストレート。つるっとした喉ごしでこの塩によく合っています。具は、モヤシ、モモ肉チャーシュー、ワカメ、コーン、ネギで、コーンとモヤシがたっぷり入ってます。ほとんど透明に近い鶏ガラと魚介を合わせたスープにワカメの旨味成分とスイートコーンの甘味、そしてバターが合わさってあっさりさっぱり、クリーミーなラーメン。以前本場札幌で食べた札幌ラーメンの味がしっかり出ていました。 さすが40年の歴史を誇る老舗のラーメンは、基本がしっかりしているので雑味も無く最後までスープを飲み干せました。飲んだ後の〆のラーメンにはピッタリです。とにかくシンプルでスープが美味かった!の一言。 深夜のラーメン屋さんとは思えないくらい清潔感が溢れているのも、一人ぶらりと飲みの帰りのお客さんもいれば、女性連れのお客さんとひっきりなしに訪れるお客さんのために、後片付けもスピーディー。気が付かない内にお冷やが足されています。回転率を高める意味でも、店主とお弟子さんのホスタビリティーの高さと阿吽の呼吸は見ていてもキモチが良くお客さんに伝わります。 昼間、お店の前を通る際、外観はお世辞にも繁盛しているふうには見えませんでしたが、実際入店してみるとこのお店がなぜ人気なのかその秘密が理解できました。次回は、味噌ラーメンとチャーハンでキマリ!です。