
朝うどんを求め、「早起亭」さんへ。
庄内から江戸を経由し
京都へ入ったのが前の日。
前夜の葡萄酒が残りながらも、
むくりと旅籠で目覚めたのが卯ノ刻。
京都駅から鉄道にのり、三条駅にて下車。
鴨川を渡りたい衝動を抑え、聖護院の方へ。
まだ早い時間のせいか、異国の人も少なく
細い辻も苦労なく歩ける。
「谷口製麺所」の看板を見つけ、
臆せず、奥へ進む。
小窓から注文を通し、
呼ばれたら代金を支払う。
小さなお盆に乗せ、拡張されたであろう
二人掛けの卓に、独り腰を下ろす。
●おかあちゃんのうどん(600円)
そのまま品名を伝えるのは恥ずかしいので
お品書きにふってあった番号を伝えた。
立ち昇る湯気に、昆布の気配を感じる
旨そうなだしの香り。
しっかりと閉じられた卵の下に、
れんげを割り入れ、スープを一口。
関東・東北のつゆに慣れた舌には、薄く感じたが
二口三口と味わうと、だしの旨みが
じわじわと身体に馴染んでくる。
優しいだけでは、片付けられない。
ほんのり、長い余韻で五臓六腑に染みる。
そして、麺は柔らかいけどモチモチ。
つるりとした啜り心地が気持ちよい。
見た目より、フワッとした食感のとき卵。
シャキっとした、爽やかな葱も良し。
綺麗な味で胃袋が清められた。
さて、腹ごなしに歴史ある風景を見に行こう。
これぞ、三文の徳。
素晴らしい京都の朝に感謝。
ご馳走さまでした!!!!