月に数回しか開催されない鮨とタイ料理のコラボイベント「変タイ鮨」。全ての料理を含む握りまでの一つ一つにタイのエッセンスを取り入れる。普通の寿司よりも仕込みに手間をかけることから、限られた日にしか開催されない。
何を食べても、これはなんだろう?と考えるのも楽しい。
そして何より大将の人柄がよくリラックスして楽しめるのも良いところ。
«おまかせコース»
15,000円 (税込)
※飲み放題付き、ノンアルのみの場合は13,000円
▪️盛り合わせ
ばい貝:ヤム
ばい貝肝:ガチャイ
銀杏:ホアジャオ、ナンプラー
甘エビしおから:レモングラス
クジラジャーキー:グリーンカレー味
▪️〆鯖の生春巻き
スタートのこれ。半透明のライスペーパーから覗く中身。ちょっとエロい。
▪️グリーンカレーの茶碗蒸し
ほんとにグリーンカレー。最後まで食べた時に完成されると勝手に思った。
▪️アオリイカ
パクチーのジェノベーゼ風
タイのもち米カオヤム、バタフライピー
バタフライピーは酸(お酢)に反応させるとピンク色になる。初めて見るピンクのシャリ。
▪️クエ
ガイ・ヤーン
クエヤーンと名付けたそう。しっとりと焼かれたクエ。
▪️コハダ
黄身酢おぼろ、レモングラス
このおぼろを作るのも結構な労力がいるそう。
大好きなコハダにまさかのレモングラスの相性が良すぎ。
▪️イシガキダイ
ずんだ、カルダモン
ずんだモンと呼ぶ。ずんだの香りが鼻を抜ける。
▪️クロムツ
昆布だしに塩3%、カカオ
メキシコのモレをイメージ。
▪️ヒラメ
タオチオ(タイの味噌)、しょうが、ライム
▪️カツオ
ローズマリーの醤油漬け
いきなり何をしだすのかと思ったら、目の前で燻製して仕上げる。そもそものカツオも美味いがそれを更に美味しく。これも今回のトップレベル。
▪️海老
トムヤムクン
これはもう鉄板。やはりいちばん美味い。
▪️ウニ?
グリーンカレー
これはシークレット。
▪️アナゴ
シナモン
一見普通のアナゴだがシナモンの香りが。そしてまた絶妙にマッチ。
▪️太巻き(巻頭写真)
バタフライピーを使用したシャリ
ココナッツミルクで炊いた干瓢
お酢の量によって色もピンクからブルーへと変化。食欲減退の色をわざわざ作り上げ、食べてみるとそのギャップに思わず惚れてしまう。そんな心理学的な要素を織りまぜた鮨は唯一無二。
▪️いなり
パクチー
ピーナッツ
パクチーの風味とナッツの食感が癖になる。
▪️お椀
まったけん?の出汁
ココナッツミルクを使わないカレー
もう説明聞いてもよく分からない。「まったけん」が合ってるのかどうかも不明。
たらの白子が入っている。クリーミー。
▪️卵焼き?
パイナップル
バタフライピーの青いシャリにココナッツ
これはもう南国気分。そんな気分で〆られる。
全ての料理人タイのエッセンスを散りばめる。そしてこれを美味しくする探究心。
この大将はやはり変タイです。
そしてまた来タイです。