
会社帰りに寄り道です。
浅草の名物の1つといえば「舟和」。
「舟和」といえば「芋ようかん」。
創業は明治35年(1902年)の老舗和菓子屋さんです。
創業当時は高級品だった煉ようかんの代わりに、庶民が食べられるように「芋ようかん」を考案しました。
これが現在まで親しまれている「芋ようかん」のルーツです。
伝統ある「芋ようかん」なのですね。
今回はこの「芋ようかん」に加えて、「栗蒸し羊羹う」「あんこ玉」の組み合わせでセットです。
■ 芋ようかん
間違いなく美味しいです。
うちのママが大ファンの「芋ようかん」。
口に入れた瞬間にその意味が分かります。
まさにサツマイモそのものといっても過言ではない凝縮感。
砂糖の甘さに頼らず、素材の自然な甘みだけで勝負してくる無骨な「芋ようかん」。
芋の繊維まで感じるなめらかさに、思わず「出会えてよかった」と感謝してしまうレベルです。
自然なサツマイモ感が素晴らしい出来栄え。
甘さは抑えて、素材が持つ素朴で自然な風味をそのまま表現しています。
素材勝負の一本勝負。
サツマイモと砂糖、食塩だけで作られた、素朴な風味の「芋ようかん」は、着色料や保存料、香料は一切使わず、自然な風味をそのまま活かしています。
短い日持ちは本物の証。
ほっこりとした優しい甘さで、癒されます。
サツマイモそのままの、やわらかい味わい。
ほぼ焼き芋ですね。
その見た目にも注目。
シンプルな直方体。
表面に艶はありませんし、装飾もゼロ、媚びもゼロと、商売っ気なし。
しかし、この無骨さこそが職人の矜持なのでしょう。
そして驚くべきは、この「芋ようかん」は冷蔵ではなく常温でこそ、その真価を発揮するということ。
冷蔵庫に入れてもかたくならず、むしろ芋感が引き締まるので、個人的には少し冷やして頂けば、よりネットリとサツマイモ本来の味わいを楽しめることができるので好みです。
本物のサツマイモそのものを食べているような味わいです。
派手さはないけど、飽きが来ない。
SNS映えはしないけど、記憶にはしっかり残る。
美味しい♬間違いなく美味しい♬♬
絶世の美女ならぬ、絶世の「芋ようかん」。
他社製品とは一線を画す出来映え。
上品な味わいさが秀逸。
素晴らしい。
また買いに行っちゃおう♬
■ 栗蒸し羊羹
ムチっとした程よい甘さの羊羹に、ゴロッと栗が入っていて、食感も楽しい「栗蒸し羊羹」
「芋ようかん」よりもネットリさが増している印象です。
しかし、やはり「舟和」といえば「芋ようかん」が突出した傑作商品で、他商品はなかなか厳しいかな。。
■ あんこ玉
1個まるごとあんこのお菓子の「あんこ玉」。
6種類のフレーバーが入っています。
「小豆」「白いんげん」「抹茶」「苺」「みかん」「珈琲」の6つの味を楽しめます。
カラフルでインスタ映え間違いなしです。
あんこに馴染みのあるものから驚きの組み合わせまで。
しかし、いずれもあんこと喧嘩せずに馴染んでいるのです。
自分の好みは「珈琲」。
あんこの味がするのに珈琲の風味もしっかりで、その組み合わせが面白く、珈琲スイーツ好きの自分にはたまりません。
酸味ある「苺」も「みかん」も美味しいです。
甘さ控えめで食べやすかったです。