
¥1300現金前払い、水は店の奥にあるピッチャー置き場まで歩いていってセルフサービス。とても薄い薄荷が入ったウーロン茶とサラダが最初に出てくる。
キーマのカレーは、ヒーハーとかピリピリという刺激は少なく万人受けする辛さであった。カウンターの向こう側には薬膳の瓶が数十本、中にはマムシを漬けたガラスビンもあって、店の名前の頭に「薬膳」と付けるだけある。
なお、店名末尾の「しんのう」とは、古代中国の伝説上の皇帝の名前で、農業と医薬の祖として知られ崇拝されてきた。また、自分の身体を使って薬草の効能を確かめて、その結果を本にした。こんなことを何故知っているかというと、私は大学時代に中国古典研究会に属して居たからである。カレーを食べながら、今は取り壊されてしまった第一学生会館2階の突き当たり右にあった部室を思い出したのである。