
本格的なフレンチ仕込みのランチを楽しめる、小さなビストロ。
虎ノ門の人気のお店が集まる路地裏の一角。
テーブル10席のみのこぢんまりとした店内。
テラス席もあるが、さすがにこよ猛暑では厳しい。
愛想と恰幅の良いシェフが笑顔でおで迎え。
ランチメニューは4種類。
ネーミングからして、どれも創作感と拘りを感じさせる。
初めてなので1番上のメニューを注文。
▪️ビストロ仕込み牛頬肉の煮込みハヤシライス 1,400円
・スープ付き
先にスープが提供される。
少しざらついた素材感のある濃厚なポタージュ。
スープを味わい始めると、間もなくメインも到着。
大きな皿に乗せられた、ハヤシライス。
素揚げされた夏野菜と、その脇にはサラダが添えられ、彩りも鮮やか。
サラダを平らげてから、ハヤシライスに着手。
様々な素材が溶け込んだ濃厚なデミグラスソース。
ワインの風味が仄かに香り、上品さも兼ね備える豊かな味わい。
1口サイズの牛頬肉がいくつか入っており、口に含めばホロリと崩れる柔らかさ。
肉の繊維から感じる旨みが最高に美味い。
程よく煮込まれた玉ねぎが、甘さを引き出し存在感を増す。
ヤングコーン,赤パプリカ,オクラ,茄子,南瓜と夏らしい野菜は食感も残しており、フレッシュな印象。
アーモンド型に盛られたライスの炊き加減も、ちょい固めで良い感じ。
最初はあっという間に平らげられると思っていたが、食べ進めるうちになかなかのボリュームである事に気づく。
米1粒残さず間食した後には、ほどよい満腹感が得られた。
ワンオペシェフの接客もよく、クオリティの高い料理を特別感のある空間で楽しめる。
席数が少ないので、早めのランチでまた訪れたい。