
再訪する未来の僕へ。美人な女将さん選定の日本酒、お茶のペアリングとディティールまで拘った美しい料理ラインナップは絶品。【カラスミ蕎麦は確実に頼むべき一品!】
▼アクセス
六本木駅 徒歩5分
乃木坂駅 徒歩5分
▼シーン
友人とディナー
▼金額
26,620円
▼注文
おまかせコース 21,780円
からすみ蕎麦 4,840円
からすみ蕎麦
こちらは確実に頼むべきオプションです。1杯4,000円という自身が食べた中でも最も高価でしたが、キャビアと雲丹といった高級食材が卵黄ソースによって蕎麦に絡まり、カラスミの粒々感と独特の香りも良いアクセントとなっており、とても記憶に残るお蕎麦でした。
サクラマス
ぜひ、坂場料理長の説明と共に味わって頂きたい一品。皮と身をどう食べたら美味しくなるかという点を徹底追求して仕上げた内容で、あまりにも職人気質なところに女将さんも脱帽していました笑これは美味しい。
先付け
パリパリの衣から香ばしい香りを感じつつ、熱々の白甘鯛とアスパラが淡白でホクホクした食感でした。食べやすいひと口サイズにカットされており、1本のみでなくもう2、3本いただきたかったくらい美味しかったです。ニンニク好きとしては行者ニンニクのパンチの効いた香りと味も堪りませんでした。
お椀
蛤とホッキ貝、うるいと黄ニラが入ったお椀でしたが食感、香りがとても良く、繊細で舌も心も休まる味でした。普段貝類を好んで注文しない自分が感動した一品でした。
以下、コース内容
■先付け★
白甘鯛とホワイトアスパラ(ロワール産)の春巻き
・山菜
行者にんにく
・塩
山椒塩
■お凌ぎ
ホタルイカの有馬煮
サッと揚げたふきのとうで春の香りを愉しみながら餅米と一緒に
■お椀★
蛤/ホッキ貝/うるい /黄ニラ
・蛤
1時間掛けて低温(50°)で出汁をとっており調味料が入ってないのが特徴
通常は1分で貝が開くが閉じたまま蛤自身が死んだことに気付かない火入れ方法
こうすると蛤を包丁で開いた時にとんでもない量の出汁が出てくる
・ホッキ貝
炭火で炙ったもの
■お造り
金目鯛の炭落とし
皮の面のみ炭をあてて叩き状にしたもの
醤油ベースで漬けになっている
■蒸し物
桜えびの茶碗蒸し
中には200℃で揚げた桜海老と蒸した百合根、芽ねぎが入っており下から掬っていただきます
■煮物
テーマは「蕪で蕪を召し上がっていただく」
真ん中の蕪は鰹出汁で炊いている
周りの蕪は同じ蕪だが甘味がでる炊き方でピュレして鰹出汁で伸ばしたソース
緑色のものは菜の花のソースで蕪の強い甘みとは対照的な苦味を演出
蕎麦の身を乾燥させて砕いたもので食感を出している
■からすみ蕎麦★
(オプション+4,000円※税サ込4,840円)
テーマは「カラスミでウニを隠そう」(嘘)
・キャビア
ベルギー産
・カラスミ
・北海道産バフンウニ
■焼き物★
・サクラマス
4日間寝かせて脱水させている
身の面はほぼ焼いておらず皮に火入れを特化
皮面から身の方へ熱が移っていくように
脂が出るのでマス自身の脂で皮面が揚げられていくイメージ
通常、身と皮は5:5で焼くところを1:9で焼いている
・花わさび
サッと火を入れて鰹出汁に漬けたもの
味は付いているが梅肉とともに
■お食事
土鍋炊き込みご飯
・宮崎牛の頬肉
ネギと赤万願寺、いぶりがっこ、胡麻
・しらすと春キャベツのご飯
■甘味
テーマは「酸味と苦味と甘味を詰めた作品」
・せとか
愛媛県産
・紅ほっぺ
静岡県産
酸味の強いフルーツで仕立てている
・アマレットのジュレ
アルコールを完全に飛ばしてちょっと硬めのジュレにしている
・ピスタチオ
削って投下
・カカオニブ(チョコレートになる前のチョコレート)ナッツのような食感で苦味しかない食材
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最後までお読み頂いてありがとうございます!