【2026年4月訪問】 東北沢にある鮨屋にお呼ばれで22ヶ月ぶりの訪問。 こちらの親方はなんば ⇒ しゅんすけにいらした経歴に他のなんば出身店と比較してお手頃な価格が相まってオープン直後から予約困難店の仲間入り、現在は(たぶん)常連さまのみ予約可能の会員制、ありがたいことに貸切会にお誘いいただき再訪。 メニューはおまかせ1本、訪問時の内容は以下。 ちなみにミラーレスの電池切れによりスマホ撮影。 ---------- 稚鮎の山椒炊き 結び干瓢 本鱒漬け 鮃 生水蛸 天然コシアブラ 黒バイ貝の酒煮 鰯の酢の物 アサリ出汁と海苔の茶碗蒸し えぼ鯛炙り 鮟肝 鰻 梅セロリ ---握り--- 白魚 昆布〆 障泥烏賊 甘鯛 昆布〆 メヒカリ 北寄貝 赤身漬け 縞鯵 中とろ 小鰭 ボタン海老 生紫うに 穴子 魚のあらと削り節の味噌汁 玉子 ---------- 走りの稚鮎ながらほろ苦味があり鮎らしさを堪能、しっとり身質で山椒香が心地よい 御造りは3品、強めの弾力ながら咀嚼で甘味が広がる水蛸が白眉、鮃は塩で甘旨味が引き立ち鱒はふわっと身質に風味を感じる塩梅の漬け具合。 バイ貝はくにっと弾力あり、肝の臭みはしっかりマスク。 鮨屋のエスカベッシュは毎回出るので定番かな、心地よい酢の酸味と出汁の旨味で家庭料理と思えないクオリティ。 茶碗蒸しは海苔香アタックに目を見張る、焼き海苔の出汁も美味しく香りが主役な印象。 えぼ鯛は皮目を軽く炙って焦がし醤油香、皮ぎしの脂しっかりで身はレアと、加熱と生の良いとこ取り。 定番の鮟肝は甘い出汁とのバランスに毎回唸るし、達磨のペアリングもドンピシャ。 鰻は甘めの昆布出汁で白煮にして香ばしく炙っており、ふわとろなテクスチャーながら脂をしっかり感じて焼に負けない仕上がり、こちらも日本酒ペアリングで鰻の脂で甘味が引き立つ。 鰹出汁が効いた梅セロリがセットされて握りの開始。 肉厚な白魚は昆布で〆て旨味を付与、苦味を楽しむスターター。 定番の障泥烏賊は極薄の桂剥きにして重ねる個性的なスタイルでねっとり甘い。 甘鯛は肉厚で弾力あり、鯛と昆布の二重の旨味を堪能。 生のメヒカリは初体験、まったりした脂で焼とは違った旨味。 北寄貝はじゃくじゃく食感に瓜系の甘味で山葵香が映える。 赤身は漬けながらサクッと身質、酸味を醤油で抑えて鮪自体の旨味にフォーカスできて悶絶。 シマアジは脂が上品で同科の鰤系の香りも。 続く鮪は背鰭の脇にある分かれ身と呼ばれる部位、赤身同様にサクッと食感で脂の旨味を存分に堪能。 小鰭は鮪の脂を切るようしっかり〆、小鰭らしい旨味も残す。 ボタンエビはねっとり甲殻な甘味で次第に味噌や殻の甲殻が広がり、他店には無い仕立て。 ムラサキウニはじゅわっと瑞々しく甘味穏やかで風味を堪能、雑味無く実にクリア。 穴子はふわっと肉厚で炙り香アタック、旨味が強く最後まで美味。 思わずため息が漏れるほど落ち着く味噌汁と、甘味と出汁と玉子のバランスが秀逸な鮨屋のスイーツ仕様な玉子焼でコースの終了。 優しく上品な味付けに香りや食感を意識した仕事は相変わらず好みのど真ん中、日本酒の印象がガラッと変わるペアリングも唯一無二だし、予約権があれば季節ごとに通いたい。 #鮨 #寿司 #東北沢
写真と本文をすべて表示予約困難の隠れ家で味わう、素材と香りを活かした優しい鮨体験
東北沢の住宅街にひっそり佇む会員制の鮨屋。親方は名店出身の熟練で、素材と香りを活かす繊細な仕事が随所に感じられます。カウンターで供されるおまかせコースは、握り・つまみ共に旬の魚介と丁寧な調理が生きており、たとえば桂剥きのイカや、臭みゼロの鮟肝、香りにこだわった刺身盛り、儚いテクスチャーの玉子焼きなど印象的な品が続きます。日本酒ペアリングにも定評があり、食材の持ち味や調和を丁寧に案内してくれるのも魅力。穏やかな味付けと一体感のある握り、居心地の良さ、適正な価格設定で鮨好きの心を掴む一軒です。


























