天保元年創業の老舗でいただく冷やし担々麺。
神田淡路町界隈は風情溢れる佇まいのお店が軒を連ねます。こちらはその代表格。もうすぐ200年という永い時を重ねる押しも押されぬ老舗です。鍋をはじめとしたあんこう料理が代名詞。そんなお店がランチタイムに麺を出しているとなれば、素通りはできないですよね。 いぶし銀な暖簾がかかる引き戸を開けると下駄番さんがお出迎え。靴を脱いで木札を受け取り階段で二階へ。現れるのは畳敷きの大広間。エアコンの風があたる涼しい席をお願いして腰をおろします。さっと出されるおしぼりはキンキンに冷えていて強い日差しで火照った身体を優しく癒してくれます。こんなところにも丁寧な仕事ぶりを感じさせてくれますね。 注文は『あん肝冷やし担々麺』。やって来たのはご飯や小鉢が付くなんとも賑やかな御膳です。メインの担々麺はたっぷりの具材で麺やスープが隠れています。ざっくり混ぜ合わせてから麺を引っ張り出してズバっといきます。コリっとした歯ざわりのしっかり締められた中細麺。そこにあん肝を合わせた胡麻スープが絡みます。具材は千切りレタスにトマト、茄子。シャリっとするのはレンコンかしら。彩り要素も兼ねるのは鮮やかなイエローのとうもろこしの粗みじん。具材のすべてが麺に絡みなんとも複雑な美味しさを楽しめます。 別添えの追いあん肝はご飯に載っけてみましょう。ほお、ヒリっとくるのは山椒かな。あん肝の風味とコクの中に爽快なスパイス感を感じます。油揚げと野菜の煮浸しにポテサラ、お新香を間に挟みつつ麺とご飯を交互にいただいていきます。 麺が終わったら残ったスープにご飯と追いあん肝を投入。全体をしっかり混ぜ合わせて贅沢なスープおじやを楽しみます。これは贅沢だ。 仕上げはデザートのスイカ。こういうところで老舗の矜持に触れられますね。 老舗ならではのしっとりとした空気感漂う和空間でいただくユニークな冷やし麺。手頃なランチ価格ながらも手抜き感を感じさせない一品を楽しめます。これは値打ちあります。 ごちそうさまでした! #神田〜神保町ランチ
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