
肌寒さを感じる11月の夜。 大阪ミナミの喧騒を離れ、石畳が濡れる法善寺横丁へ。 今宵は、この風情ある路地に佇む「季節料理 いちい」さんにお邪魔しました。 【いただいたお料理】 ●生湯葉 とろりとした舌触りと、大豆の濃厚な甘み。 わさびを少し乗せていただけば、最初の一杯目から心が解きほぐされます。 ●お造り盛り合わせ 彩り美しい盛り合わせ。どれも角が立っており鮮度は抜群です。 特に白身の熟成具合が絶妙で、日本酒との相性が最高でした。 ●おでん(大根、玉子、厚揚げ、牛すじ) いちいさんといえば、やはりおでん。 透き通った関西風の出汁は、飲めるほどに優しく、しかし奥深い味わい。 箸を入れるとスッと切れる大根、ホロホロに煮込まれた牛すじ…心まで温まる美味しさです。 ●千葉産 金目鯛かま焼 メニューを見て即決した一品。 立派なカマ部分は脂乗りが最高です。パリッと焼かれた皮目と、ふっくらとした身のコントラスト。添えられた染めおろしと共にいただけば、至福のひととき。 ●但馬とり醤(ひしお)焼き 「ひしお」の深いコクと香ばしさが、弾力のある但馬とりの旨味を引き立てています。 これはお酒が進んで困る一皿です。 ●天ぷら盛合せ 穴子や野菜などが盛り込まれた一皿。 薄衣でサクッと揚げられており、素材の味が活きています。特にレンコンの食感が良いアクセントに。 ●玉子ぞうすい 〆に頂いたのがこちら。 運ばれてきた瞬間、その鮮やかなオレンジ色に驚きました。 濃厚な卵のコクと、優しいお出汁が五臓六腑に染み渡ります。上に乗った海苔の風味も良く、最高の締めくくりとなりました。 【合わせた日本酒】 料理に合わせて、全国の銘酒をいただきました。 ・森嶋(茨城): フレッシュな酸と透明感。 ・みむろ杉 特別純米 辛口(奈良): 料理の邪魔をしない、潔いキレ。 ・作 岡山朝日(三重): 華やかな香りと米の旨味。 【総評】 法善寺横丁というロケーションも含め、五感で季節を感じられる名店です。 大将の丁寧な仕事を眺めながら、美味しい出汁と日本酒に酔いしれる贅沢な時間。 寒くなるこれからの季節、また必ず訪れたいと思います。 美味しかったです♫ ごちそうさまでした。