クリスマスイブの前日は天皇誕生日で祭日であるからか大阪駅前ビルの地下街は殆ど休み、うウロウロしていても仕方がないので然程気は進まないが「豚豚亭」なる店に入ることにした。この極近くに「とん亭」という店もあるからややこしい。「とん亭」はカツ丼専門店で小生も結構気にいっている方だが此方の「豚豚亭」は初めてである。そもそもトンテキなるものを食べたいと思ったことはないし、思い返しても以前四日市だったかへ行った折、当地の名物だとかということでそのグローブ焼きなる奇異なものを一度だけ食したのみである。大体に於いてカツにするか生姜焼きにして食べるか位しか関西人は豚は食べないのが慣習だと思う。2003年に端を発するアメリカのBSE問題で牛が食せなくなり、苦肉の策として牛丼の代わりに豚丼を吉野家がやりだした頃に仕方なく我慢して豚肉を食べ始めたというのが関西人と豚肉との正直な出会いだったのではなかろうか。爾来、関西人も豚を積極的に食すようになった訳であるが、小生のような年寄りはトンテキなるものがこの世になくても一向に困りはしないのである。さて「豚豚亭」に話を戻そう。カウンターに坐って待っていると程なくトンテキ定食820円也が登場、箸を付ける。キャベツの千切りを中心にしたサラダの上にドカッと肩ロース肉200gが乗ってステーキの存在感を発揮している。サイドにはマカロニサラダとマスタード、ソースはほぼ真っ黒に近い醤油系で如何にも濃厚そうである。まず味噌汁を飲むとこれは普通、ライスを食したがこれもまあ普通、お代わりしたいご飯ではない。次に食べやすく切られた肉をソースにまぶし口腔に投入、見た目通りソースは醤油にフルーツ等を加えた基本系の味であったが、兎に角思った以上に濃く醤油辛いのでビールやワインのような酒でもないと小生の舌には無理という印象である。だがそれよりも問題は肉である。焼き方が悪いのか肉質に問題があるのか知らないが、兎に角硬すぎて小生のような老いた歯と歯茎では噛み切れないのであった。肝心要のロース肉がこれではどうしようもないではないか。他のメニューはどうかは知らぬが、2度と此方のトンテキだけは食べてはならないと我がデスノートに記しておかねばなるまい。ご同輩の方々、お年寄りの方々、お気をつけ遊ばされよ、歯が折れるか歯茎にめり込むか、危険ですぞ。因みに若者の歯と顎を鍛えるには最適である故、お若い方々におかれては是非とも此方に御来店なさり歯と歯茎を週一で研磨なさることをお薦めしたいものである。
Koichi Toshiokaさんの行ったお店
-
cuud 第1旅客ターミナル店
羽田空港駅 / うどん
- ~2000円
- ~2000円
-
うどん棒 大阪本店
北新地駅 / 讃岐うどん
- ~1000円
- ~1000円
-
十割蕎麦 嵯峨谷 神保町店
神保町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~1000円
-
そば処 とき
北新地駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~4000円
-
うまい屋
天神橋筋六丁目駅 / たこ焼き
- ~1000円
- ~1000円
-
天喜代 東京駅グランルーフ店
東京駅 / 天ぷら
- ~1000円
- ~2000円
-
開化亭
名鉄岐阜駅 / 四川料理
- ~2000円
- ~20000円
-
中国郷菜館 大陸風
南森町駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~5000円
-
新地らー麺 近松 本店
北新地駅 / ラーメン
- 営業時間外
- ~1000円
-
伊庵
大阪天満宮駅 / イタリア料理
- ~3000円
- ~6000円
-
ビフテキのHibio
扇町駅 / ステーキ
- ~2000円
- ~2000円
-
八芳園
白金台駅 / フランス料理
- ~20000円
- ~20000円
-
にくの匠 三芳
祇園四条駅 / 割烹・小料理屋
- ~30000円
- ~60000円
-
そば処 萬之助
陸前落合駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~2000円
-
Restaurant Varie
渡辺橋駅 / フランス料理
- ~8000円
- ~20000円
-
カハラ
北新地駅 / 創作料理
- 営業時間外
- ~30000円
-
伊達の牛たん本舗 仙台駅地階エスパル店
仙台駅 / シチュー
- ~2000円
- ~2000円
-
割烹 大喜
宇治山田駅 / 日本料理
- ~3000円
- ~8000円
-
南海そば 難波3F店
難波駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~1000円
-
おくどさん 小柴
北新地駅 / 日本料理
- ~20000円
- ~30000円