ケルンさんの「そば飯パン」が食べたくて取り置きしてもらおうと電話をして「すいませんチリンさんですか？」と聞いてしまったあの日の恥ずかしさは忘れようにも忘れられない。なぜCAIRNをチリンと読んでしまったのか。学生時代「I can spark english」と書いてしまった私の英語力がパン屋で試されることになるとは。 そのケルンさんですが、昔ながらのパン屋さん然としていながら店内は落ち着きのある空間を醸し出しており、そこそこ開放感のある売り場でありながら静かな時間が流れる雰囲気です。そして、全てのパンにラップが巻かれ微妙に衛生面での配慮も欠かしておりません。 さて、冒頭にもあった「そば飯パン（140円）」ですが、神戸市長田区名物の焼きそばと米を一緒に詰め込んだそば飯をパンに詰め込んだB級グルメ仕様で、正直そんなに美味しい物でもありません。 焼きそばパンと比較すると焼きそばが少なく、米も想像以上に少なく主張は弱い。つまりそれぞれのいいとこ取りをした結果中途半端になってしまった感のあるパンなのです。でもこのパン屋さんに来たら必ず買ってしまう、私にとってそういう類のパンです。次もまた買ってしまうのでしょう(^^; そしてこのお店のパンはそば飯パンに代表されるかのようにアイデア商品が目立ちます。クロワッサンでチーズキューブを巻き込んだ物、シュガーコッペにクッキークリームを絞った物、ラム酒のシュガーと甘納豆のデニッシュ、ホワイトシチューのパン等々色々あります。 中でも「3色あんぱん（180円）」は黒あん・白あん・栗あんの入った3つのあんぱんが1つに繋がったパンで見た目に特別感あり。食べた感じは普通のあんぱんですが、1ブロックあたり60円なのでコスパも悪くはないと思います。 以上、大雑把で大味な面も多々あるものの色んなアイデアパンが用意されてるのでそれを発掘する楽しみがあり、価格帯もリーズナブルで町のパン屋さん特有の売れ残りパンのまとめ売りもあるので朝に顔を出す楽しみもあります。正直、感動するような味ではありませんがふわふわで甘々なパンを食べたい時に近くにあると便利、気取らないお店、そんなパン屋です。ごちそうさまでした。 #町のパン屋さん #そば飯パン
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オススメ度：70%
