更新日:2024年04月15日
居酒屋でコースというのもアレなので、アラカルトで色々と楽しめるのはよいことである。 写真#1は、すっぽん粥の花山椒掛けである。幕開けからお粥なのかとたじろいでいたが、皿に盛れるほど水分が少なく且つ花山椒の刺激が食欲を増進させ、絶好のスターターとなった。男子高校生なら一口か二口でいける分量である。 写真#2は、長崎の剣先烏賊に北海道の雲丹を載せたものと、鯛のお造りである。鯛は薄造りであった。 写真#3は、稚鮎のおかき揚げ、たたき木の芽、蛍烏賊と芹のお浸しである。稚鮎は天ぷらではなく、あられ揚げなので鮎の柔らかさをサクサク感が引き立てているようである。さらに蛍烏賊も芹も春を告げる代名詞であり、日本人に生まれて良かった。今年も春を迎えることができたと思うのである。 写真#4は、春キャベツと桜海老の炊いたん。これも白川沿いの桜が散り始めて御室桜が満開の日に頂く一皿として絶好のものである。桜海老は不漁の報を聞くが、こうして口に含むと独特の甘みがあってしみじみとした気持ちとなり酒が進むのである。