リニューアルされたウェスティン都ホテル京都。 ホテルの王道鉄板焼きはミシュラン一つ星のドミニクブシェ監修。 前菜からフレンチのテイストが光る目にも美しいコースがいただけます。 サーモンリエットは下の琥珀色のゼリーと雲丹とを崩しながら口に運ぶと、さまざまな味が絡み合い甘みや旨味が口いっぱい広がります。 松坂牛のタルタルはケイパーやエシャロットなどの薬味が肉の甘味にアクセントを与えてくれ、それをバルサミコソースとキャビアの塩味でまとめられていました。 美しく登場した焼き野菜たちは必要な下処理がしっかりされていて出汁を含ませた大根は鉄板で焼かれ風味も増し、噛むとじゅわっと出汁が広がる逸品でした。盛り付けを鉄板焼き特有のヘラで行わず、ピンセットで絵を描くようにされていたのもとても印象的でした。 メインのお肉は京都牛と、近江牛を食べ比べ。 綺麗な色に見える方が京都牛です。 4種のソースは赤ワインとエシャロット、味噌とシャンパンビネガー、おろしポン酢?うーん忘れてしまいました。 鉄板焼きで木村シェフの技を駆使して焼かれたお肉はフルールドセルと、わさびでいただくのがシンプルで美味しかった。 食べ比べはびっくりするほど脂の感じがちがい、京都の若い牛のフレッシュな脂より、少し熟成した近江の脂が美味しく感じられました。 京都吉田パンの食パンにバターを鉄板で纏わせたり、カリカリのガーリックチップはこの上なく丁寧に作られ、肉に添えられた淡路玉ねぎスライスは口休めにと、コース全体で美味しく食べられる工夫がされていました。 〆は王道のガーリックライスと、フレンチのテイストのブイヤベースラーメン。 ガーリックライスはガーリックチップを丁寧に作って砕いてからご飯に混ぜていく初めて見る作り方、別におこげを薄く作って食感のアクセントを添えてくれるところもこころ憎い演出。しっかりとした赤だしとピッタリお腹におさまりました。 ドミニクさんが日本人の〆はラーメンでしょう、との一言で誕生したブイヤベースラーメンは、麺の選定にも時間をかけられたとのお話の通り、スープとの相性はピッタリ。伊勢海老や鮑の旨みがあふれてくる贅沢な一品でした。 デザートは嬉しいフレンチの華やかなデセールと呼びたい一皿。 マンゴーのデクリネゾン。生姜が効いていてさわやかな締めにふさわしいメレンゲの儚さが驚きでした。 ショコラやギモーブのミニャルディーズも登場しましたが、これは撮り忘れ。 ドミニクブシェ刻印のお箸を箱に収めてお持ち帰りというなんともまた行きたくなる演出まで揃った至福の時間を過ごしました。 #お洒落にきめたい日ディナー #お肉の質が高い #フレンチテイスト #美しい盛り付け #また行きたい #鉄板焼き #ホテルディナー
口コミ(2)
オススメ度:100%
口コミで多いワードを絞り込み
とても美味しくて楽しいひとときを過ごしました。 ドミニク氏が来日していたのに合わせてランチをいただきますた。 アミューズからデザート、プティフールまでがホンモノでした。