先斗町でお手頃におばんざいご飯。 オープンと同時に満席になる人気店です。 先付けのお浸しのお出汁の美味しさに驚きました。 大将がおすすめしてくれるお料理達はどれもとても美味しく、お酒が進みます^^ 湯葉や鯖の棒鮨などどれも絶品でした!
口コミ(21)
オススメ度:85%
口コミで多いワードを絞り込み
どれ一つとして奇を衒ったメニューはなく、鉢や皿に飾りや趣向は見られない。しかしレベルが違う。端倪すべからざるというのはこのことである。 お通しは、水菜のお浸しで、白胡麻、針海苔を掛けてある。白胡麻の香り、針海苔の舌触りと水菜の歯切れを楽しめる。もちろん、お浸しのだし汁もちゅるりと飲んでしまったのである。 若筍煮は白子を使い、サクリとする歯応えと優しい味に、かえってえぐみが欲しいと客に言わしめる春の爽やかな風を感じさせる逸品であった。はしたないが煮汁をごくごくと飲み、春の新ワカメも残さず口に運んだ。 他に、万願寺唐辛子のじゃこ煮、桜蒸し、菜の花の芥子和えも楽しんだ。 酒は広島西条の加茂鶴の樽酒で二合。 カウンター奥の壁に「桃唇向陽開」(桃唇は陽に向かって開く)の額が掛けてあり、「遼」という文字が記されている。伺うと司馬遼太郎の家に行き、したためて貰ったそうである。出典である彼の著作のコピーも拝見した。 昭和の団塊世代やそのあとの世代には、司馬遼太郎は猫にマタタビのようなものなので、食いついてしまうのである。戦争中に戦車隊に加わっていた彼は、戦後に京都の新聞社で寺社担当となった。そこで京都とその歴史の積層を貯えて幾多の小説や随筆を作ったのである。 なお、本来ならば撮影禁止の店であるが、大将の許しを得ていつくかの皿と鉢を写した。
京都に行くと敷居の高い料亭も良いけれど、しっぽり気を遣わずに本当に美味しいおばんざいを食べたくなる。そんな気分にうってつけのお店でした。 入口は先斗町らしい分かりづらさ、狭さですが店内は意外とゆったりしており、大きなカウンターとテーブル席が二つほど。 店主は一見話しかけづらい頑固親父だが意外とお話好きな感じ。おかみさんはわりとパンチ効いた感じ。 食べ物はどれもこれも本当に美味。鴨や京茄子や鱧に京野菜など京都の味を堪能しました。 写真はダメと言われたのであまり撮れなかったのが残念なところ。 絶対に再訪します。 食べて飲んで1人10000円弱也
凄く落ち着く造りのおばんざいのお店。 どの料理も丁寧で美味しい。 しかも、提供速度が素晴らしく、ホスピタリティーの高いお店でした。 たまたま、出会った鰹の刺身は、人生最高のものでした。 この一品でも、品質への拘りを感じました。 必ずあるものではいそうで、ご縁ですかね。 今回はメインのディナーで行きましたが、ディナー前後でも、 十分に楽しめるお店。 また、伺いたいと思います。 ※現金のみ、写真NGです。
路地街で味わう究極の おばんざい @京都 先斗町は日本を代表する路地街。その狭さ、長さ、個性豊かなお店の充実度は訪れる人々を現実世界から遠ざけてくれる。 先斗町のネオンが掲げられた四条通りの入口から路地を北上。しばらくは外国人観光客を狙った英語表記の暖簾や看板のお店が続く。中にはトロピカルな東南アジア風の和の表現も。そして、奥へ進めば進むほど外国人の数は減り、お店の佇まいも我ら日本のおじ様方を魅惑するような本格的な雰囲気に。 左手に今日のお目当を発見。 さて、入店だ。 折り曲がった長いカウンターで構成されている。その上には中位の大きさの皿に盛られた おばんざい がズラリ。これだ! 残念ながら店内は写真撮影禁止だとのこと。 熱燗を飲りながらチビチビとゆっくりと。 料理は優しく品がある。そして、そこはかとなく料理人の匠の技が施された跡を感じさせる。粋だ、大人だ、京都だ。至福の時間。 ◆鯖き寿司 ◆鯛さしみ ◆こんにゃくと蓮根 ◆いわしの山椒に ◆湯葉しんじょう ◆おから ◆万願寺のじゃこ煮