
これって食べられるんだ?の連続。
長いこと知ってはいましたが、来るのはかなり勇気のいる選択でした。予約する時に友人となに鍋にするかで迷い、2人とも食べたことの無い希望を合わせつつお店に何があるか質問するのはなかなか難しく、当日でもいいとのことだったので席のみ予約にして訪れました。
お店の方の言い方からして、予想はしていましたが、予約なしだと狙っていたクジャク、ヘビ、トドなどのマニアックなものは無く、ウサギ、クマ、シカなどの有名どころがほとんどでした。私も友人も、一般的なジビエ料理で出会えるくらいのものは食べたことがあったので、2人とも食べた事のないアナグマ鍋をメインに決定。これがあって助かりました。
長考の後に、まずは乾杯から。
わたしはヤツメウナギ酒、友人はムカデ酒にしました。どちらもかなり特徴的な香りです。特にヤツメウナギ酒は生臭さがあり、そこになんというか漢方のようなスパイシーな香りとエグみがあって、美味しいかはノーコメントですが身体には悪くなさそうでした。
あまりにもメニューが多くて決まらないので、サイドメニューはふたりでそれぞれ選びました。私はゲームで気になっていたマンボウを、友人はヤギの睾丸を選びましたが品切れでブタになりました。
マンボウは柔らかめなのに弾力も感じる白身魚で、かなり脂が乗った食べやすいお魚です。生臭さも無し。ブタの睾丸は、多少ケモノっぽさがありますが身構えたほどはクセがなく、食べやすいと思いました。
1杯目で結構 洗礼を受けたので2杯目は普通のサワーにしました。ちなみに友人もそうしてました。
メインのアナグマ鍋。肉の鮮やかな色と脂とのコントラストがとても綺麗。お鍋はわりと甘めのすき焼きのような感じで、どんなお肉にも合いそう。アナグマは分厚いカットなのにあまり硬すぎなくて、弾力のある程よくジューシーな感じ。味は濃いめですが噛んでいくと肉そのものの風味も感じられます。また良い出汁が出ているようで、スープや野菜の旨味もたっぷりでした。
ふたりで11730円。珍しいお肉や魚を食べられてこれほどなら、貴重な体験料としては良いなと思いました。少なくとも、普段の動物食について少しは考えるところがあるので為になるとも思いますし、何より新しく美味しいものを知れるのは楽しいです。また、食べていない鍋をきちんと予約して訪れたいと思います。
#一度は行きたい店
#これは絶対食べてほしい
#名物メニューはこれ