もつやき ばん

もつやき ばん

予算
~2000円
~2000円
最寄駅
東急東横線 / 祐天寺駅 徒歩4分(320m)
ジャンル
炉端焼き 串揚げ 居酒屋 串焼き
定休日
不定休
03-3792-3021

祐天寺 に行くと必ず寄るのが、ばん。 いや、ばんに行くために降りる駅、祐天寺。と言ったほうが正しいかもしれない。 我が家から東横線で一本、各駅停車で祐天寺駅に降りる。地上から一階上がった所にあるホームに降り立つと、改札階へは簡素な階段を使って下りる。僕はこの階段を”天国への階段”と呼んでいる。 しかし、頭の中を流れるのは、レッドツェッペリンのそれではない。ばんに行く時の僕の頭を支配するのは、恍惚としたエレクトロの旋律。 階段に右足をかけた瞬間から始まる、異世界へのトリップ。 祐天寺駅舎やそこからばんへと続く商店街は、キャッスルオブばんの城下町であり、歩く人たちの顔も、心なしか幸せそうに見える。 駒沢通りは車通りこそ多いものの、飲食店は決して多くなく、ばんの大きな赤提灯が、暗い夜道に安堵をもたらす。ナチュローの交差点を右に曲がった瞬間から、80mくらい先に、その赤提灯が煌々と輝き、優しく手招きをしてくれる。僕はこの光景がこの上なく好きだ。 さて、いよいよ、天国への扉、ノックノックノッキノンヘブンズドアである。店内に入る。一人で来た時は旧館、複数名なら向かって右の新館に入る。 僕はこの時一人だったので、旧館に入り、いつものカウンター5番に掛けた。僕が来ると、大体カウンター4から6番。特に5番が多いのである。 そして後ろの高い荷物置きにカバンを置き、椅子に座るのが早いかファーストドリンクの注文が早いか、いずれにしろメニューノールックでレモンサワーを注文する、そういつも。レモンサワーはジョッキの6割くらいをすでに焼酎が満たしており、そこに半分のレモン汁と半分の炭酸を入れて割る。ご想像の通り、かなり濃い。しかし、不可思議なことに焼酎のきつさは全然なく、清涼飲料水のように飲めてしまう魔力を持った一杯なのだ。 そしてレモンをスクイーズしてる間にテッポーの味噌味を2本頼むのもいつものスタイル。他のメニューはその日の気分だ。 このテッポーが抜群に美味い。モツの旨味や脂が実にバランス良く、ネギと交互に食べると、レモンサワーもすいすいと喉を通っていく。 この日は秋刀魚も入荷してたので、塩焼きを注文。安定の旨さ。 ばんの不思議な魅力は、客層からも伺いしれる。昔からの常連さん、それこそ定年退職済みの方々も散見されるが、それ以上に多いのが若者同士やカップルの数である。デートにも使っているのだ。四角い机に丸椅子を置いただけのお洒落感なんて端から狙ってない、無骨で、接客も決して丁寧でない店。にも関わらず、店内はいつでも若い男女がとびっきりの笑顔で酒を交わし合っている。平日から憂き世を忘れてレモンを絞り、お腹いっぱい食べても二人で樋口が一葉という素晴らしきコスパと、どれを食べても美味しい安定感。 地域から愛され過ぎて箱に収まりきらず、愛が駅舎まで放散されている、ばんという店は、そんな店である。

Yoshiaki Araiさんの行ったお店

もつやき ばんの店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 03-3792-3021
ジャンル
  • 炉端焼き
  • 串揚げ
  • 居酒屋
  • 串焼き
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円
クレジットカード
不可

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東急東横線 / 祐天寺駅 徒歩4分(320m)
東京メトロ日比谷線 / 中目黒駅 徒歩14分(1.1km)
東急東横線 / 学芸大学駅 徒歩15分(1.2km)                        

                        

座席 修正依頼

席数

90席

カウンター
喫煙 分煙
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について
個室

サービス・設備などの情報 修正依頼

お店のホームページ https://www.motsuyakiban.com/index.html
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