
東京都千代田区西神田にある「とんかつ 九六喜(クロキ)」さんは、脂の甘みとコクが特徴的な栃木県産の銘柄豚「ヤシオポーク」を使用したこだわりのとんかつ専門店です。
特殊なフライヤーで揚げることで衣の油吸収率を50%カットしており、ジューシーでありながら軽やかでヘルシーなとんかつを楽しめます。
カウンター5席と4人掛けテーブル2卓の計13席とこぢんまりした店内。私は空いていたカウンターの一番奥の席へ案内いただきました。
「ヤシオポーク」は、チーズの製造過程で出る副産物「ホエー(乳清)」などを与えて育てられた栃木県のブランド豚とのこと。脂肪分が甘くあっさりとした味わいでありながら、豚肉本来のコクと風味がしっかりと感じられるのが特徴です。そのヤシオポークを低温でじっくり揚げるため調理に時間がかかるとの案内が入口に貼ってありました。
なんと言っても九六喜さんの一番人気は「謹製スパイスロースカツカレー(2,000円)」です。スパイス料理専門店の系列ならではの、香り高くサラリとした本格派カレー。私も以前いただいたことがあります。今回はカレーではなく純粋にとんかつを味わいに訪問しました。
テーブルの上には様々な調味料が乗っています。「インカ塩」やガリガリ削れるミルに入った「レモン塩」。白ごま油、青森県産にんにくを使った「特製しょう油」、「中濃ソース」は、自分で刷ったすりごまの中に入れてとんかつにつけていただきます。
今回はシンプルにロースかつをいただきたいと思います。そのロースかつは3種類ありました。一番リーズナブルな「ロースかつ御膳 1,900円」でも十分な気がします。一番下ですがそれでもかなり高級品です。一番贅沢な品は「特選ロースかつ御膳 2,900円」。その間をとって『上ロースかつ御膳 2,400円』をお願いしました。
・ロースかつは、モモに近い部位で脂身が少なくさっぱり
・上ロースかつは、腰に近い部位で脂の甘味とさっぱりとした身の風味
・特選ロースかつは、肩に近いリブロースの希少部位で旨味が濃厚
とんかつは告知通りじっくり時間をかけて揚がってきました。豚肉の断面は薄いピンク色。よく見るピンク色のとんかつの断面よりかなり薄いピンク色に見えます。低温で揚げているためか衣の色も薄め。お皿の端に山葵か添えられています。
まずはインカ塩だけかけていただくと肉汁がじゅわっと溢れてきました。かなり豚の脂が多いこと。これがヤシオポークなんですね。
お店オススメの食べ方の「レモン塩とわさび」や「にんにく醤油と山葵」なども試してみました。にんにく醤油と山葵になるとかなり和風寄りになりますね。
中濃ソースは安定の旨さ。おじさんにはヤシオポークの溢れる脂にはちょっと抵抗があったので、中濃ソースが一番美味しくいただけました。
「上ロース」ではなく、もっと脂身が少ない「ロースかつ」の方がおじさんには合っていたかもしれません。もしくは脂身が少ないヒレ肉を選択すべきと反省。
以前食べた「特選ロースかつカレー」のとんかつは、たぶんその豚肉だったと思うので美味しくいただけた印象でした!