
飯田橋駅から徒歩わずか3分で別世界への入り口。
仏風の麗しい邸宅のフレンチレストラン『ソンブルイユ TOKYO』
外観の趣きある重厚感のある佇まいから一歩中に踏み入れると真っ白な螺旋階段や建築美、調度品に目を奪われます。
先に案内されたウェイティングラウンジの窓から中庭が見えそこには店名でもある薔薇のソンブレイユ(オールドローズの1つ)が白く咲き誇り美しい。
エグゼクティヴシェフの若月稔章氏は
「ラ・マレ」「トゥールダルジャン」を経て、渡仏。三ツ星レストラン「エスペランス」や「メゾンブランシュ」「レカミエ」などで修行され、帰国後「ホテル日航東京」「ロオジェ」を経て麹町「エメ・ヴィベール」のシェフとなり二ツ星獲得以降7年連続で星を獲得。
その後ソンブルイユのシェフとなり現在は連日各界からの美食家を魅了し続けています。
今日はランチタイムで利用なのですが
テーブルセッティングされた真っ白なテーブルクロスにソンブルイユの名前とロゴが入ったお皿、そして1輪のソンブルイユ、全窓からは明るい中庭から差し込む陽の光がキラキラと輝いて、そして緑豊かな光景にすでに酔いが始まりそうなくらいに気分が高まります。
今日は前菜、メイン、デセールが選べる季節を感じるプリフィクスランチコース
■Dejeuner Menu B ¥13,800
こちらに3杯のペアリング
■Degustation des Vins ¥6,600
チーズ
■Dejeuner Fromage ¥880
をお願いしました✨
最初はシャンパーニュ「ポンソン」
こちらのレストランにふさわしい上品で心地良い果実味とキレがあり、
若干ピンク色に見えるのが特徴。
コースの始まりは
■一口のお愉しみ
・ピンク色が可愛いタピオカ粉を使ったガレット
・二層に分かれたムース。下の緑色はフランス産のアスパラガス、白はトマトの上澄みを濾して透明なジュースをゼリー寄せにしたもの。食用のお花も乗り中にはツルっとした食感の潤菜が入っていて夏らしい逸品。
■前菜
・パテ・アン・クルート"夏"
前菜は3品から選べましたが迷わずパテアンクルートを。シェフのスペシャリテですね。
カットされた美しいフォルムから焼き上がりを連想してしまいます。
豚やフォアグラ、鳥レバーに牛タン、茸、ピスタチオ、ナッツ、周りは網脂...今いただいてるものはもちろん焼いてから5日間熟成されたもの。
深みとコクがギュっと凝縮されしっとり。添えられたイチジクのジャムやフレンチマスタードをつけていただくのも美味しい。
■魚料理
・ハタのポワレ アーティチョークのバリグール風
細かく刻まれたにんじんや赤パプリカ、トマト、さぬさや、ベーコンが中に入り、ハタのポワレの上にはアーティチョーク。ふっくらとした身と香ばしい皮を温かいスープに絡めて。野菜の旨みや甘みのバランスが絶妙。
■お口直し
・ピンクグレープフルーツのグラニテ
■肉料理
・鴨胸肉のロティとフランス産ホワイトアスパラガス
鴨の上にのっているつくしのような見た目をしている野菜はフランス産のアスパラソバージュ。高級食材ですね。
鴨胸肉は繊細で柔らかな鴨肉は濃厚な味わい。
噛み締める度に口の中に広がる肉汁がたまらない。
付け合わせのトマトのベニエ(天ぷらのような)衣がサクッとして中からはとろっとチーズが溢れとっても美味。
■Dejeuner Fromage
追加でお願いしたチーズワゴン。
エポワスとセルシュールシェールを
チーズは言うまでもなく美味しいのですが、トリュフ入りのハチミツも美味しかったです。
■一口のデセール
1番下にグレープフルーツのコンポート、ライチのゼリー、ライチのムースと重なる。1番上はミントを使った泡にライムの皮を削って香り付けされていて爽やかでスッキリと食べられる。
■デセール
・苺のクルスティアン コンデンスミルク バラの香り
飴細工の苺の色、フォルムがなんとも美しい。スプーンをそっと当てただけで崩れてしまうほど繊細に出来ている。コンデンスミルクの甘さ、バラの香り、正に芸術品でした✨
■小菓子とショコラ
あれもこれも...といきたいところですがお腹がいっぱいで...店名のロゴが入ったブランデーのチョコレート、カヌレ、ラズベリータルトの3つにしました。
最後まで感動的に美味しかったです。
■紅茶
最後は若月シェフ自らご挨拶してくださいました。
五感で味わう「ガストロノミー」の世界が体感出来るレストラン、素晴らしかったです✨