
広く意外と深いメニューもある老舗アジアン料理店。
よくあるアジアン居酒屋は、広く浅くメジャーな料理を中心に取り揃えるのが一般的ですが、ここは結構通好みの料理や創作系もあります。しかも、第一次エスニックブームの頃から営業している老舗です。
お一人様でランチに行ってきました。
2023年7月8日 土曜日 12:40
*バミー・ヘーン
半チャーハン
ベトナムコーヒーブラック
バミーヘーン 半チャーハン
バミーヘーンは汁なしラーメン。
『タイ風まぜそば』と思ってもらえればOKです。
タイの麺料理は、いくつか麺の種類があります。
バミー:中華麺
センヤイ:太米麺
センミー:ビーフン
センレック:細米麺
ウンセン:春雨
こんな感じ。
バミーは日本のラーメンに1番近い、日本人に馴染みのある麺料理になります。
こちらのバミーは、中太で縮れた麺の上に水菜、分葱、もやし、メンマと大きなチャーシューが2枚。ビジュアルは日本のまぜそばそっくりです。
甘じょっぱい結構パンチを効かせた味で、よく混ぜて食べると日本の油そばみたいです。
タイ料理ですが、辛くないので馴染みやすいと思います。
そして、卓上にあるマレーシアの食べるラー油『サンバル』があるのですが、なんとこれは無料。もちろんバミーに投入します。
海老の香ばしい風味とほのかな辛味が癖になります。辛党の方はこれを入れることをお勧めしますが、実際かなりの量を入れてもそこまで辛くはなりません。
もう一つ、青唐辛子をお酢に漬け込んだタイの『プリックナムソム』もあります。
辛くするならこれです。
もちろん小さじ10杯くらい入れてみましたよ。
程よい辛さに酸味強めの味変になって、すごく美味しくなりました。
油そばもお酢とラー油を入れるので、サンバルとプリックナムソムの組み合わせにまったく違和感ありません。
セットでつけたシンプルな半チャーハンは、卵感のある優しい味わい。
最後はサービスのベトナムコーヒーでほっこり。
美味しく完食いたしました。
アジアンキュイジーヌヘイマーケットは、1997年にオープンしたアジア各国の料理を幅広く楽しめるお店。結構な老舗です。
オーストラリアシドニー中華街の地名「ヘイマーケット」を店名とし、この街を1軒の店で楽しめることをコンセプトとしています。
20年以上も人気がある理由は、よくあるアジアン居酒屋とは違い、どの料理も本格的且つ食べやすく調理され、ちょっとマニアックな料理そろえたメニュー構成。
メニューを見るとオーナーのこだわりが見え隠れしていて、アジアン・エスニック愛を感じます。
例えば、一般的に「ガパオライス」として知られるガパオは、この店では「パガパオ」と表記。パットガパオとタイの正しい呼び方に拘り、さらに「鶏肉で作る店が多い中、修業時代に牛肉の切れ端で作ったまかない料理の味が忘れられなくて牛肉で調理してます。」などコメントにも愛がありますね。
カオマンガイは、このお店ではシンガポールスタイルで提供しているので「ハイナンチーファン」と表記。カオマンガイとハイナンチーファンをごちゃ混ぜにする無知なお店ではありません。
「グリーンカレーのフォー」なる創作系メニューもあり、「チキンラクサをヒントに作ったタイとベトナムの融合料理」とコメント。フォーをタイ料理だと思っている初心者の人に、さりげなく気付きを与える優しさですね。
生春巻きは「ベトナム生春巻き」と表記。単に「生春巻き」では、タイのポピアソッなのかベトナムのゴイクンなのか判断できません。有難い気遣いです。
エスニック料理が日本で人気となったのは1980~1990年代あたり。1995年には、大阪とホーチミンの直行便ができて行きやすくなってベトナム料理人気が高まり、2000年代初頭までフォーや生春巻きがブームになりました。
当時のエスニックブームでアジアの食文化に興味を抱いた人たちに対して、メニューに説明を加えたり、さりげないコメントなど工夫を凝らし、本格的なエスニック料理の味と知識を広めてきたのでしょう。
今となっては安定感のあるベーシックな味付けとも言えますが、この味を1997年から続けているってことがすごい。
これからも応援し続けたいお店ですね。
とってもおすすめ。
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