
一度食べたら病みつきになる、漆黒のタレの「海老かき揚げ丼」が名物。 1930年創業の鰻と天ぷらの老舗。 新橋にある、あのミシュランビブグルマンの人気店の元となる姉妹店。 漆黒のタレが天ぷらとご飯に染み込み、揚げの軽さと甘辛さのバランスが素晴らしい天丼。 長く通う人が多いのも納得できる看板メニュー。 虎ノ門ヒルズからほど近い立地。 環二通りから一本入った路地にあり、周囲の喧騒から少し離れている。 外観は昔ながらの建物で、新調された真新しい看板との対比が印象的。 店先では弁当を販売しており、食事は階段を上った2階席を利用する。 店内は昭和の趣が残る落ち着いた空間。 使い込まれたテーブルや壁の風合いが、料理への期待を自然と高めてくれる。 濃い色ながら後味の重くないタレが特徴。 昼時は行列ができることも多く、近隣の会社員や常連に支持されている。 ──── ランチタイムに2人で訪問。 普段は階段のしたまで並ぶことも多々あるが、この日は2階へ続く階段に並びはなく、店内もひとテーブル空いていた。 タイミングよく一番奥のテーブル席に腰を落ち着ける。 メニューから定番を選び注文。 ▪️海老かき揚丼 1,500円 ・ご飯大盛り+100円。 ・お新香、味噌汁つき 以前は無料だったご飯大盛りは、現在は+100円となっている。 大盛りにせずともボリュームがあるので、バランスの良い普通盛りがおすすめ。 着席後、お茶とお新香が提供される。 蕪,キャベツ,沢庵の三種で、揚げ物の合間の箸休めになる。 空いていたため、それほど待たずに海老かき揚げ丼が提供される。 揚げたてのかき揚げに漆黒のタレがたっぷりとかけられたビジュアルは食欲を刺激する。 かき揚げの下のご飯にまでタレがしっかり染みている。 中央には茄子の天ぷらが一つ添えられ、全体のバランスを整える。 かき揚げはざっくりと軽い歯触り。 見た目ほど味は濃くなく、甘みのある醤油ベースのタレが全体をまとめる。 一口食べるとその美味しさに感動し、もう箸が止まらなくなる。 ゴロゴロと入った海老は噛むと弾力の後に甘みが広がる。 途中で七味を加えると、甘さが引き締まり後半も食の勢いが落ちない。 お新香を挟みつつ、米粒ひとつ残さず完食。 毎度改めて感じさせられるが、この店が長く支持される理由が素直にわかる。 ──── 忙しい時間帯でも店員さんの目配りが行き届く、老舗の素晴らしさ。 混雑している時でも雰囲気が悪くならないのは、この接客によるところも大きい。 会計時には2ヶ月有効の割引券が貰うことができ、使用してもまた貰えるので再訪のループになる。 昼時にしっかり満足感のあるかき揚げ丼を食べたい時におすすめ。 ビブグルマンの姉妹店のように、あまり並ばずに、"あの"かき揚げ丼を食べられるのも嬉しい。