
12/5㈮【老夫婦が営む下町天丼】No.1735)
#老夫婦が営む沁みる下町天丼
#店主夫妻も店も味わい深い
以前から気になっていた錦糸町にある天丼屋さん、
11:30開店の5分前に着く、しかし開店時間になっても暖簾が出ない、女性客が中を覗き尋ねるとやっているとのこと、
中に入るや、最近見かけない腰の曲がったご高齢のお婆さんとお爺さん、
カウンター8席はすぐに埋まってしまう、皆さん天丼を頼んでいる、私も天丼ご飯大盛りを頼む、
お爺さんは山へ芝刈りに、ではなく天ぷらを揚げ始める、
お婆さんは天つゆらしきものを煮立て始めた、
天ぷらが揚がると、お婆さんは煮立てたツユにドボンと天ぷらを潜らせご飯に置いてゆく、
会話はないが阿吽の呼吸で流れていく、お幾つくらいだろうか、なにか無性に感激する、
武者小路実篤の『この道より我を生かす道なし、この道を歩く』そんな言葉が浮かんでくる、
この数年で最高齢の店主の一人かもしれない、さらにご夫婦ではまず見かけない、
そんなことを考えているとカウンター越しに天丼が渡された、
下町の江戸っ子の心意気を絵にしたような天丼だ、
海老が2本、ししとう2、なす、イカゲソの入ったかき揚げ、
流行りの丼ものにはない落ち着いた、それでいて魂の入った一杯を感じる、
味噌汁は豆腐とミョウガ、なんとも言えない風味がある、さり気なく美味い、
海老をひとくち、甘めのツユを纏った衣にプリプリの海老、
衣で大きくみせ、上からタレをかけた海老天ではない、見た目は地味だが沁みる一品だ、
イカゲソのかき揚げも甘辛いツユで飯がワシワシすすむ、大盛りで正解でした、
後ろには個室もあるようだ、昔は宴会でも流行っていたんだろうか、表には岡持ちも出ている、
下町の風情のなかで、心に沁みる天丼を頂きました、
◆天丼(1000)
◆ご飯大盛り(200)
くれぐれもご無理なさらず、また近々お伺い致します、
ご馳走様でした、
2025/12/5㈮ 16:30投稿