
昭和の時代、秩父の一大産業であったセメント業の労働者たちの胃袋を満たしていた豚ホルモンが味わえるホルモン専門店。
店内は昭和の香りを色濃く残した懐かしいコの字のカウンターがなんとも味わい深い。
メニューは豚ホルモン数種類とキュウリ、キャベツ、ライスにお酒などの飲み物の至ってシンプルな構成。
毎週月曜・水曜・金曜に仕入れるホルモンは、鮮やかな色艶がその鮮度を物語る。
ホルモンは、カシラ、タン、コブクロ、ナンコツ、レバー、ハツ、シロの7種類。
こちらを炭が赤々と燃える七輪で焼き、唐辛子とニンニクを効かせた特製のピリ辛の秘伝の自家製タレで頂く。
どの部位もホルモン特有の臭みは全くなく、それぞれの味と食感の違いを最後まで存分に楽しむことができる。
なかでもレアでいただけるプリプリのハツとレバーは、なかなか出会えない品質。
鮮度と下処理という美味しいホルモンに求められる2つの絶対条件を高いレベルで満たした逸品でした。