埼玉県毛呂山。 無農薬ブルーベリー農園の中にあるカフェ『ミルティーユ毛呂山』 空が広いこの場所で、不定期営業をしている素敵なカレー店。 『ラムラリジュッティー』 店主の緒方いずみさんはインド・ネパール・バングラデシュに計10年住み、それぞれの国の料理を体得した女性シェフ。 間借りカレーを経て2019年飯能に『トルカリジュッティー』をオープン。 飯能のお店は平日のみの営業なのですが、休みの日にも他の場所でカレーを出したい! とのことで2021年にオープンさせた「2号店」がこの毛呂山『ラムラリジュッティー』ということのようです。 現在は月に1~2回の不定期営業となっているのですが、2023年2月5日をもって毛呂山での営業は終了予定。 今回は貴重なラス前営業に訪れてきました。 木造のコテージのようなカフェ店内。 インド食器やスリランカ紅茶などの販売コーナーもあります。 しかし何といっても素晴らしいのはテラス席。 天気が良い日は青空と木々、そして様々な野鳥のさえずりに包まれてカレーをいただけるのです。 もう、ものすごく贅沢なランチ体験のはじまりですよ。 オーダーは・・・まるっとシェフにおまかせです。 ★おまかせ盛り ¥1300 美しく、しかしパワフルなワンプレート。 肉!魚!野菜! 心地よい日差しの下、食材が輝いておりますね。 カレーはチキンカレー、マトンカレー、さらに立派なホッケのスパイスフライも加わり食べ応え充分。 特にホッケの爆発的な旨味が米に染み込んでおり至福。 魚と米をスパイスでマッチングさせたベンガル家庭料理の素朴な美味しさは、日本人でも懐かしさを覚えるほど。 ジューシーな蕪がアクセントになったアルタルカリ(トルカリ)、キノコの旨味が効きまくった緑豆のダール。 そして最高だったのがホタルイカと帆立のアチャール。 ザクッと苦み走った焦がしフェヌグリーク、ベンガル料理・ネパール料理に共通の「これだよ」感。 毛呂山は柚子の名産地。甘いシロップでいただきました。 デザートはパヤシュ(パヤサム)。 バミセリ入りのライスプデディングですが、カルダモンがスワッと香ります。 青空の下のチャイは最高! ここ毛呂山での最終営業は2023年2月5日。 ですが、飯能の『トルカリジュッティー』だけでなく、川越霞ヶ関での間借り活動、インド文化を紹介するイベント『ナマステ飯能』の主催など、精力的にアクションを続ける緒方さん。 次はどんなことを仕掛けるのか、これからも注目なのです。
不明