平日11時、おそらく開店直後、並んでたから入った。 美味しかった。 オーソドックスな澄んだスープの鶏そばと、にごったスープの濃厚鶏そばが選べるらしい。 あっさりとした醤油ラーメンよりも、こってりとした魚介豚骨が好きなので、少し迷いつつも濃厚鶏そばにした。 少し待って席に着いた。目の前に出てきたラーメンのスープを一口飲む。鳥貴族の鶏白湯麺を百倍美味しくした感じ、それが最初の感想だった。 濃厚にしただけのスープでありがちな、ジャンキーでチープな印象は全くなかった。丸くまろやかで、深みがあるスープだった。 麺自体には真新しさはなかったが、スープがよく絡んで美味しかった。 上に乗っている鶏チャーシューは、サラダチキンのような淡白さがなく、むしろ真逆のジューシーさだった。ふかふかの肉の全体がしっとりしている。 そのもののおいしさだけで最後まで食べきれそうなものではあるが、卓上に置いてある3つの調味料も絶妙だ。 自家製ラー油、揚げエシャルロット、魚粉。どれにも麺を啜る箸を一度止めて吟味する価値がある。 食べるラー油と似ているが、このマイルドなラーメンに合うように作られた自家製ラー油は少し甘い。これを入れると、スープの濃厚さに少し疲れていたことに気付かされる。そしてまた、今度は少しすっきりとした味わいで、濃厚なスープを楽しむことができる。 揚げエシャルロットは、見た目で揚げ玉ねぎだと分かる。口に入れると少しニンニキーな風味がして、実はお昼から食べるものじゃないかな、と一度考えたが、よかった、少し特殊な玉ねぎだったみたいだ。 魚粉をかけるとまた違った風味になる。食後のコーヒーを先取りしたような感覚である。 そうこうしている間に食べ切っていて、ちょうど良い満腹感と満足感に包まれる。 たまたま通りがかって入った店だったが、たしかに並んでまで食べる価値があるラーメンだった。
行列必至、鶏本来の旨味に惚れ込む絶品ラーメンの名店






















