「大名にコスパ最高のお寿司屋さんがある」 グルメとして知られる職場の先輩に教えてもらったのは「吟えり道」と書いて「かえりみち」と読む店。 6人がけのL字カウンターと丸テーブルの席がひとつ。この小箱感がいい。 大将は若そうだけど、お話を聞くと15歳で寿司職人の道に入り、カナダのトロントで2年ほど寿司を握っていた時期もあるのだそう。 「この店はいつオープンしたんですか?」 「今年の4月10日です」 「では、その前はどこの寿司店に?」 「いや、直前まではバーテンダーしてました」 寿司職人10年、バーテンダー5年という異色の経歴の持ち主。これは楽しそう。 いきなりイカとウニで胃をぐっと掴まれ、鯛、蛸、ホタテとイクラの手巻きと、ミュージシャンのライブに例えるなら幕が開くといきなりシングルカットされた人気曲ばかりで始まるような感じ。ちなみにイカもタコもちゃんと包丁が入っていて、食べやすくしているのも嬉しい。 瓶ビールで乾いた喉を潤した後、日本酒を…とメニューを眺めていると「ほかにもたくさんありますよ」と。奥からお弟子さんがなんとも魅力的なラベルの日本酒瓶を持ってくる。発泡性の夏酒、兵庫産山田錦を使用していること以外はスペック非公表の「日日」など。この日もかなり空けました。 のどぐろ、うなぎと続き、フォルムが美しい「生さば」は、博多ならではのネタ。漬け鮪まで寿司で、ここで酢飯のない鯛にあん肝を載せた「あんきもったい」が挟まる。これも大将ならではのこだわり。 さらにここから4貫と玉子、しじみ汁が出てきてコースは終了。 「うちの一番のおすすめはカッパ巻きです。追加しますか?」 はじめは冗談かと思ったら、そうではないらしい。 「うちの酢飯はカッパ巻きに合うように作ってあるんです」 そういって、キュウリを桂むきし始める。歯触りが優しく、混ぜ込んだゴマや生姜との味わいもいい。 コスパ最高、なるほどね。先輩の言葉に偽りなし。 この日は2種類あるコースの5000円の方で予約していたけれど、メニューを見るとアラカルト利用もできるとのこと。ふらっと立ち寄って「握り3貫と細巻きをつまみに酒を飲む」なんて利用もできそう。また来よう。
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カウンター席あり
禁煙














