ウェルカムシャンパンで乾杯。 まずグラスが華奢でおしゃれで、もうこの時点で気分が上がる…こういうところ、大事。 最初の一皿はピスタチオのブディーノ。 上には魚沼産の魚醤が少し。ピスタチオのまろやかなコクに、魚醤の旨みが静かに重なって、いきなり「好きなやつ」から始まります。ピスタチオ好きにはたまらないスタート。 続く一品は、フルーツポンチを昇華させたような冷菜。 出汁のゼリーに、カラフルな野菜、春菊のソース、そして旬のブリ。そこに高知県の柑橘・ぶしゅかんのアクセントが効いていて、見た目も味もとにかく軽やか。旨みはしっかりあるのに、後味はすっと消えていく感じが心地いいです。 お次はライスコロッケ。 トリュフとチーズの香りがふわっと立ちのぼって、もう香りだけで美味しいのがわかる一皿。外はさくっと、中はとろり。シンプルだけど、満足感が高い。 パスタ1品目はリングイーネの白いボロネーゼ。 以前、シェフがシチリアの星付きレストランで働いていた頃のメニューをアレンジしたものだそう。ボロネーゼらしいお肉の旨みはしっかり感じつつ、重さはなく、爽やか。オレンジピールかな?柑橘の香りがふっと抜けて、思わず「もっと食べたい」と思ってしまいました。 2品目のパスタはドュベッティというショートパスタ。 ソースはイタリアの郷土料理・インジィミーノの煮込みをベースに、イカ墨のパン粉を合わせていて、コクがありながらもくどくない仕上がり。食感のコントラストも楽しい一皿でした。 魚料理は鰆。 青菜と黄蕪のソースがやさしく寄り添っていて、素材の良さが際立ちます。派手さはないけれど、丁寧につくられているのが伝わってくる味。 お肉は鴨のロースト。 菊芋のソースに、ビーツとザクロ、バルサミコ酢。さらにサハラ砂漠のお塩やマスタードが添えられていて、ひと口ごとに表情が変わるのが楽しい。鴨はじんわりと火が入っていて、とにかく香りが良い。噛むたびに、幸せ。 そして何より印象に残ったのが接客。 距離感が絶妙で、こちらの時間を大切にしてくれているのが伝わってきます。「大切な日に来たい」「また帰ってきたい」と自然に思わせてくれる、そんなお店でした。 特別な日にも、記念日にも、静かに気持ちを預けられる場所。 また必ず、帰ってきます。
駅から近い
禁煙
クレカ・PayPay決済可
ランチ営業あり
記念日に最適、洗練されたシチリア料理とペアリングワインを楽しむ贅沢イタリアン
横浜駅西口近くにあるイタリアンレストランは、色彩豊かで繊細な盛り付けのシチリア料理がフルコースで楽しめるお店です。パスタや幻の魚、松坂ポークなど季節の素材を活かした料理はどれも味わい深く、メインとソースの組み合わせも絶品です。ワインは豊富なリストに加え、スタッフが好みや予算を丁寧に聞いて提案してくれるため、料理とのペアリングも楽しめます。また、サービスも親切で、記念日や特別な日のディナーにもぴったり。思わず時間を忘れるほど、心地よいひとときを過ごせる一軒です。


























