生駒軒@向島! 下旬とは言え、5月とは思えないほど蒸し暑い日だった。 太陽のそれは、すでに真夏だ。 こんな日は今年の冷し中華初めにもってこいである。 アスファルトの地熱に耐えながら、冷し中華を求めてさまよい歩いた。 歩くこと十数分、東京スカイツリーから業平橋を超えて住宅街の中に、その店を見つけた。 「生駒軒」 中央区、港区、台東区といった都心を中心に、浅草・吾妻橋以東の墨田区周辺で多く見かける町中華の屋号である。 生駒軒は雑誌「散歩の達人」で扱われたほどに謎が多い。 都内に30軒前後あるとされるが、最盛期には100軒を超える生駒軒があったという。 大正6年に長野県出身の児玉彦治氏が台東区松が谷に「児玉製麺所」を開き、同時に生駒軒を開店したのが発祥らしい。 だが、長野県出身なのに何故「生駒」なのだろうか?(生駒市は奈良県) 人形町店が生駒軒の発祥とする情報が多いが、現存する最古の生駒軒は北区梶原の生駒軒である。 と、まぁこんな具合に大変謎が多いのだ。 ま、そんな事はどうでもいいので、早速入ってみた。 カウンター主体の店で、ボクと同じように冷し中華狙いのオッサンが新聞を読みながら出てくるのを待っている。 そこに隣に座っていた泉重千代似の仙人みたいな爺さんの前にチャーシュー麺が運ばれて来た。 ジジイの癖にチャーシュー麺とは、なかなか若い胃袋を持っていやがる。泉重千代のくせに。 とか思いながら、そのチャーシュー麺に目をやると、素晴らしくチャーシュー麺が美味しそうである。 こりゃ、冷し中華喰ってる場合じゃねーぞ! チャ、チャ、チャーシュー麺! いや、チャーシューワンタン麺ください!! こうして、令和初の冷し中華初めは、あっけなくチャーシューワンタン麺に変わったのである。 チャーシューワンタン麺。マジ旨い! #泉重千代
写真と本文をすべて表示アッサリだけど旨味満点、迷うほどメニューが豊富な昔ながらの中華食堂



















