ビルとお店に、一目惚れです。
他の予定を忘れて、このお店に誘われてしまいました。
ビルは、北浦和のピサロビル。
1982年1月築の商業ビルなのですが、その佇まいが素晴らしい。
ピサロって何でしょう?
インカ帝国を征服したスペインのフランシスコ・ピサロぐらいしか思いつきません。
ビル1・2階の中央部分に、U字型の通路があります。
そして、これを取り囲むように店舗スペースが配されています。
1階は、左手前が、「OtTIMO」というピザパンやマフィンのお店。
中央、U字型の通路を塞ぐように、「WARDROBE」というリース(花輪)のお店。
私が訪問した、ランチタイム、1階にあるそれ以外のお店は開いていません。
右手前の「やきとんまるちゃん」。
右奥の「焼肉JIRO」。
左奥の「フィリピンガールズパブJ」。
どれも、シャッターが降りていたりして、ひとけがありません。
U字型の通路は、手前の「WARDROBE」に遮られて薄暗い。
その奥に、街路灯を模したかのような店舗表示板。
ところが、表示板の多くは裏返っています。
だいたい、ビルの横にある表示板の店舗名と、街路灯の表示板店舗名がバラバラ。
しかも、実際の店舗と、一致していません。
でも、ビルの前には、2階にある「そのお店」の立て看板が出ています。
そして、2階にに行くには、その表示板の横にある、更に薄暗い階段を上る必要があります。
2階で営業しているのは、左手奥の「そのお店」と、左手前の整体「Goodバランス」だけ。
それ以外は、シャッターが降りており、閉まって久しい様子です。
3階に続く階段があるのですが、看板もなく、踏み込める雰囲気ではありません。
ビルの前に出された立て看板で、「そのお店」の存在に気がつきました。
「キッチン 家庭料理 STICK-TO スティック トゥ」
「こだわりの」お店ということなのでしょうか。
ランチタイムは、立て看板の横に書き出されていた3メニューだけのようです。
○オムライス 1,000円
○ハンバーグライス 1,200円
○ハヤシライス 1,200円
「オムライス」をオーダーです。
「小サラダ」、そして「デミタスコーヒー」又は「アイスクリーム」が付きます。
「コーヒー」でお願いしました。
店内も年季が入っています。
面白いのは、カウンター上に積み上げられたフランス「ポメリー粒マスタード」の空き容器。
各テーブルの紙ナプキン入れも、同じ容器です。
小サラダは、レタスやトマトの鮮度も高く、ドレッシングが美味しい。
「オムライス」は、薄焼き玉子に包まれ、ケチャップが載っています。
この薄焼き玉子にナイフを入れてからが圧巻です。
そこに現れるのはケチャップライスではなく、デミグラス系のソースを使ったライス。
そこへ厚手のロースハムがごろごろ。
グリーンピースも顔を出します。
「オムライス」の皿には、ピクルスやポテトサラダも載っています。
ピクルスは、三種あって、酸味が効いています。
ポテトサラダの味わいにも工夫があります。
この場所でありながら、味わいが固定客を呼ぶのでしょう。
来客が途絶えることはありません。
清算時に店主にお尋ねしたところ、このお店は30年ほど(1989年オープン)やっていらっしゃるとのことでした。
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