建築から気になる中華料理店 @狛江
この日は車で狛江へ。 通りを走っていて、ちょっと気になる建物を発見した。 緑がかった金属の外壁に、リズミカルに散らされた「KOMASYOKU」のアルファベット。 入口には扇型の小庇。 経年した木板との素材の切り替えも面白い。 中に入ると、角度を振った店内レイアウト。 既製品を綺麗に並べたというより、ひとつひとつ考えながらつくったようなクラフト感がある。 中華料理店としてはかなり異色。 建築家の手業を感じさせる空間だ。 そしてカウンターの中には、黙々と仕事をする大将。 口数は少なく、どこか無骨な印象。 ところが、やり取りを重ねるとふっと優しさが覗く。 料理にもそんな人柄が滲んでいるようで面白い。 ◆チャーシューメン まずスープをひと口。 ズンッ。 最初は想像以上に深い旨みが飛び込んでくる。 ところが二口、三口と進むうちに、不思議なくらいスーッと身体に沁みていく。 油のコクはあるのにベトつかない。 醤油の輪郭を残しながら、旨みはしっかり深い。 そこへ縮れた細麺。 スープをほどよく拾い上げる素朴さが心地いい。 そして丼の中央を覆うようなチャーシュー。 派手さはないが、一杯としての説得力は十分だ。 外観に惹かれて入り、最後は一杯の余韻に浸る。 無骨に見えて、その奥はやさしい。 どうやらこの店、見た目以上に味わい深い。
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