わたくし映像のお仕事に長く携わってきましたが、その一方で「妖怪研究家」と紹介されることもありました。 ずいぶん前になりますが「水木しげるの妖怪図鑑」が最初にデジタル化した時(CD‐ROMだった!)のディレクターを担当したこともあるんです。 当時、水木先生を訪ねに来ていたこともあり、私にとって調布は「妖怪のまち」。 かつて水木しげる先生が通った中華料理店へ4年半ぶりの訪問です。 『中華料理 八幡』(はちまん) 創業はなんと昭和39年(1964年)。 建物の上はアパートになっているのですが、実はかつてこの2階の四畳半に、つげ義春先生が住んでいたというのです。 今では建て替えられていますが当時は木造、つげ作品に出てくるような鄙びた風情だったのでしょう。 かつて水木先生のアシスタントをやっていたつげさん、ここから水木プロに通っていたのですね。 もちろん、つげ作品の作中に出てくるラーメン屋もこの『中華料理 八幡』。 代表作「ねじ式」はこのアパートの屋根で布団を干しながら昼寝していた時に見た夢がモチーフとなっているそうです。 建物の裏手に回ると、のんびりとした雰囲気の農地。 つげ作品「李さん一家」のモデルとなった畑ですね。 この畑のはす向かいにある「下石原八幡神社」は猫娘のすみか。 原作「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘初登場回「猫娘とねずみ男」によれば、この神社の軒下に猫娘が住んでいるということです。 そんな『中華料理 八幡』、昨今のラーメン屋、中華料理屋と比べるとゆったりとした店内です。 あくせくしていない、この雰囲気が水木さん、つげさんも好きだったのではないでしょうか。 壁にはたくさんの人から寄せられたファンアートが。 先日大ヒットした劇場版『ゲゲゲの鬼太郎』にもこの店のラーメンが登場したことから、公開当時は大忙しだったそうですよ。 料理はラーメン、餃子をはじめ町中華の定番はもちろん、遊び心のある「おもしろメニュー」も。 私はどうしてもこちらを頼んじゃいます。 何だかわかります? ★カツカレーラーメン ¥1000 謳い文句は「中華×印度×洋食 パワフル合体メニュー」。 これがたまらなくいいんですよ。 餡かけの如きとろみたっぷりのカレースープはいわばカレー餡かけ。 そこに衣ザクザクのカツ。 麺は細麺。 たっぷりのネギと玉ねぎもまたたまりません。 実に変わっている。 変わっているのだけど、やっぱり旨い。 しみじみする。 水木先生やつげ先生のマンガのようです。 そして、個人的おススメ。 ★餃子 ¥605 野菜たっぷり、そのままで美味しい餃子なのですが・・・ これをカレーラーメンのスープに浸していただくんです。 すると・・・・ フハッ! 片栗粉のとろみとカレーの香りが餃子に絡まって、まさに絶品!! ぜひ試してみてくださいませ。 ちなみに水木さんの定位置は入り口入ってすぐ左、窓際の席。 注文はいつもラーメンか五目そば。 締め切りに追われ忙しいときは出前をとっていました。 見えないけれど、きっと今でもふらり立ち寄っているのでしょうね。
カウンター席あり
禁煙
PayPay決済可
ランチ営業あり
おひとり様OK
昭和から続くマンガ家たちも愛した、ゆったり町中華と遊び心満載の定番メニュー
静かな街角にたたずむ昔ながらの中華料理店は、昭和39年創業で、まんが家たちにも親しまれてきました。木造アパート時代の歴史を感じさせる場所で、ラーメンやチャーハン、チキンライスなどの定番メニューはどこか懐かしく、ケチャップの香ばしいチキンライスや、素朴な旨味のチャーハンが評判です。カツカレーラーメンや中華風カツ丼などのユニークなメニューもあり、カレーあんかけラーメンにカリッとしたカツや野菜たっぷり餃子を合わせる楽しみ方も。広々とした店内と、壁に飾られたファンアートからも、あたたかみと落ち着いた雰囲気が漂います。季節限定の冷やし中華や、スタミナ丼なども好評で、お一人様でも気軽に過ごせる居心地の良さが魅力です。


























