【町の蕎麦屋でカツ煮で呑み、チャーシューメンを】 氷川台にある町の蕎麦屋。 昭和32年創業、この町の胃袋を支える老舗店。 チャーシュー麺が美味いという評判をきき、休日の 昼、開店時間にあわせ、ぶらっと訪れた。 高齢のご夫婦に息子さん、三人で切り盛りされる 小体な店で、なんとも気持ちのよい声が行き交い、 品書きは、蕎麦にうどん、ラーメン、それぞれの セットと、これぞ町の蕎麦屋といった趣きだ。 ビールで何かつつこうかと、女将さんにアテは 何があるか訊くと、「どんなのがいいですか?」と。 カツ煮を作っていただけるか訊くと、弾ける笑顔で 「できますよ、ビールはその時におもちしますか?」 ありがたい申し出に甘え、しばし待っていると、 カツ煮と中瓶が運ばれてくる。 ビールをグラスにくっくっと注ぎ、まずは一杯。 喉を一直線、冷えたビールが流れ落ち、五臓六腑に 沁みわたる。そして、カツ煮。煮汁にひたし口に ほおりこむと、まず甘みがくる。味醂というよりも 砂糖の甘さ、カエシは濃密、これぞ呑兵衛のアテという、 甘辛さだ。カリッとした衣に豚肉は厚すぎず薄すぎず。 これをつつき、ビールを呑み、本懐を遂げるべく、 チャーシューメンのコール! ほどなくお盆に丼がのせられ、運ばれてくる。 さっそくスープをズズッと一口。 出汁の効いた雑味のない醤油に、鶏ガラや豚で しょうか、動物系の旨味に、香味野菜の風味。 縮れた中細麺は、スルスルと啜りもよく、噛むと 小麦の香りがふわり、スープの旨味がよくからむ。 チャーシューは、豚肩ロース。 ほろっと崩れ、噛むほどに豚の旨さがじわじわ ひろがり、厚みといい理想的なチャーシューだ。 残ったスープで、ビールを呑みほし、店をあとにする。 全体的に濃い味付けだが、呑兵衛には良い塩梅。 酒を呑み、アテをつつき、しめには醤油のエッジが 立った、このチャーシューメンをまた啜りに来よう。 #氷川台 #町の蕎麦屋 #カツ煮 #チャーシューメン
禁煙
ランチ営業あり
おひとり様OK
手作り感と揚げたてが自慢の、幅広い麺とご飯メニューが楽しめる食堂
麺類もご飯ものも楽しめる定食屋スタイルで、カレーに選べる蕎麦・うどん・ラーメンのセットや、熱々の天丼、ふんわり玉子とじのカツ丼など、手作り感溢れる料理が揃います。特にカツ丼は揚げたてサクサクの食感が評判で、ラーメンもおすすめの一品です。どのメニューも出来立てならではの美味しさを味わえるのが魅力です。























