かつて高田馬場にシェフワカヤマという店があったが、ある日サイトを見ると閉店しているのである。それ以降ブログの内容はシェフの華麗なるプー生活を経て日本橋本石町に店を開くまでのドキュメントとなった。引っ越したらメニューも価格もデラックスになり、予算1万円ではつきあってくれる相手を探すのも一苦労だが、1万円払って1万円分の物食わせてくれる店は数あれど、1万円以上の物を確実に食わせてくれる店はそうはないのである。12月のコース ズワイ蟹の焼き立てキッシュ サラダ添え/加産イノシシ ビール煮風スープ仕立て 自家製ニョッキ添え/仏産キジの胸肉 キャベツのブレゼ詰め キノコのクリームソース/苺のミルフィーユ フランボワーズソース ヴァニラのアイスクリームを添えて/小菓子・国産紅茶 9000円。 キッシュといえばタルトを想像しがちだが、なんかワンタンの皮みたいなやつがパリパリ、包まれる卵はフワフワ、チーズがとろけ、蟹がアホみたいに詰め込まれ満員である。うまいなー。 猪は臭みが全くなく牛テールのスープのようである。ジビエの臭みは処理が下手くそなことによるものだという。うまいなー。 さっきからうまいなーしか言ってない。キジも臭くない。しかしもう一種類のメインであるエゾシカも全く臭くないらしく、臭くない鹿とか想像できないため、キノコのクリームソースに目を奪われてキジにしたけどエゾシカもうらやましい。隣の芝は青い。ところでキジの味はと言うと当然うまいなー。 3品でもう満腹なのである。チーズを頼むには至らずデザートへ。ミルフィーユというとコージーコーナーのアレを想像するが、これはパイとクリームと苺の地層である。食べ方に難儀していると、スプーンで脳天から垂直に突けと言う。パイは軽い力で割れ、なんかいろいろぐっちゃぐちゃになって口に運ばれるが、フランボワーズソースの強烈な酸味に、甘めの生クリームとバニラアイスを混ぜ込むことで非常にいい感じになり、これはあれだ、うまいなー。 食後の小菓子にアーモンドのかわらせんべいが出るが、今年は干ばつによりカリフォルニア産アーモンドが高騰して価格に大した差がなくなったため、満を持してフランス産を使用しているのだそうだ。生のままスライスしたそれは分厚く、甘味があり、素晴らしい。今だけの限定となっておりますのでお急ぎください。 客がいないとシェフの下半身がお役に立たない話になるけど、ブログ読んでるのでよく存じ上げております。
駅から近い
禁煙
クレカ決済可
ランチ営業あり
中央区にある新日本橋駅近くのフランス料理店







