Shotaro Yamada
大口駅
割烹・小料理屋
熟練のご夫婦が織りなす和の形
新橋の某神社へお詣りした帰り、17時過ぎに大口駅で途中下車。今日はコースではなく、滞在時間1時間ほどの少し早めの晩酌です。 久しぶりに顔を出しましたが、パパもママも相変わらずお元気。その笑顔に迎えられるだけで、自然と心がほぐれます。 この日の先付は、しっかりと煮含められた青梅、枝豆、桃、とうもろこし、鱧の卵を入れて焼き上げた玉子など、夏らしい品々が並ぶ一皿。 青梅は口に入れた瞬間、果肉がふわっとほどけ、とろけるように消え、最後に種だけが残る見事な仕事。 鮮やかなほおずきの器には、桃を使った涼やかな一品が添えられ、なめらかな口当たりと瑞々しい甘みが、夏の暑さを忘れさせてくれます。 お造りは、まぐろやたこ、鱧など、季節を感じる盛り合わせ。締めには照りよく焼き上げられた魚。 華やかさを競うのではなく、素材の持ち味を活かす京都仕込みの仕事。その一皿一皿に、長年培われた技が息づいています。 そんな丁寧な仕事だからこそ、一品一品が静かに心に残ります。 暑い季節だからこそ、冷たく仕立てられた料理がすっと体に染み入り、気持ちまで穏やかになる。 冷たく冷やした状態こそが、理想の完成形になる料理もあるんだなあ。 実直なパパの技術と、華やかなママの話術。 熟練のご夫婦だからこそ生まれる、変わらない味と、変わらない居心地。料理を味わうだけではなく、お二人に会いに行きたくなる、そんな一軒です。 例年、5月下旬頃からは鱧、10月下旬頃からは河豚が主役。予約時にすっぽんや鰻の相談も可能で、その時季ならではの味覚との出会いも楽しみのひとつ。 京都仕込みの味を大口で身近に楽しめる、貴重なお店です。 なお、コース料理は予約必須です。晩酌で伺う場合も、電話やLINEで営業状況や席を確認してから訪れると安心です。店内は禁煙で、喫煙される方は店外の灰皿をご利用いただけます。












