【 ものすごいカツオの刺身が出てきた 】 なんじゃこりゃ。というぐらい凄まじい甘くて、モチっとしながら柔らかくて、ねっとりと濃厚で、旨味が大爆発を起こす凄いカツオの刺身が出てきました。真っ赤っか。カツオってこんな風合いだったっけ？という表面。なんじゃこりゃ。 うまい。うますぎる。なるほど、これが種子島のハガツオ、というものであったか。ちょっとネットを漁ってみました。 ーーー 以前の場所では約4年、こちらへ移転して約1年半。地元の「一条」「井元」で修業を積んだと聞けば、確かな腕なことは一目瞭然です。しかもお父様が仲買人。というわけで、子どもの頃から確かな魚を食してきたと聞けば、美味しさが想像できますね！しかも「種子島の魚など食材の良さをアピールしたい」という意気込み、自ら市場に一番良い食材を仕入れにいく真面目さ、どれを取っても真剣そのもの。 ーーー パッと見高級店か、はたまた観光客専門か、という出立ちですがすっとこどっこい、ガチガチの良店でございまして。 座敷に通されメニューを見てほっこり。で、刺身盛りで出てきたのがこの、驚愕のハガツオと、パッと食べてわたし、これわからんかったんですけど赤バラ、いわゆるこちらのカンパチでありました。 カンパチ、もう日本海のと全然違う。食べ慣れたカンパチの味ではない。なんとなく青物ね、的な感じと風味が全く違っていて、もはや喝采でございました。食べて笑いが止まらないヒトサラ、というのは本当にいいものです。うまい！なんこれ！ゲラゲゲラゲラ！っていう感じで。 地物、最高！ちょうどシーズンだったので、旨味ノリノリでございました。 食べてみたかった飛び魚の刺身は売り切れで、塩焼きならいけるとのことでしたけど、これも大変美味。カマスも美味かったです。種子島の海の幸、かなり状態が良く海域的にも相当コンディションがいいんでしょう。 そういえば、知り合いのビッグアングラーも一時期、この辺によくビッグフィッシングに来てたのを思い出しました。CCMというカスタムチューナーがございまして、私の知り合いはそれ用のワンオフプレミアムロッドを作っていたのですが、それはまた、別の話。 とにかく、もうこのハガツオだけは目が飛び出るほど美味しかった、記憶に残る、ヒトサラ。 お寿司も頼んでみましたけど、なかなかいけます。ちゃんと酢が効いてて、これはこれで良い。というか、やはりカツオがメタクソうまい。 二件目ということで軽くつまみながら、ゆっくりと海のものをいただける幸せ。 ああ、これぞ島。海である。 お店の人も親切で、ちゃんと質問に答えてくれるし、きっと他のお料理も美味しいのだろうなあ、と、思うことしきり。 サクサクと焼酎をやりながら、至福の夜でございます。
不明
