卓袱料理
卓袱(しっぽく)とは、文字通り1つの卓を囲む食事のことです。 会席膳のように格式張ったところがなく、一つの器に盛った料理を小皿に取り分 けて食べる長崎ならではの「おもやい」の雰囲気で、たいへんうちとけた楽しさが あります。 卓袱料理は御鰭(吸物)で始まり、梅椀(しるこ)で終わるのが一般的なコースです。 長崎は歴史上、異国との交流で共存の素地ができ、長崎人の融和の心が「卓袱」の形式を作り今に伝わっています。長崎の食材を生かし、伝統の中にも時代に即したお料理を工夫し、おもてなしさせて頂きます。 料亭橋本の料理は、長崎料理の草分け的存在で、多くの料理人を育成した酒井 智(橋本の初代料理長)が【理想の味】を求め創意工夫して作り上げた料理です。【橋本の味】は現在もその教えを守り受け継いでいます。