ものごとには全てちゃんと理由があるものですね。 栄、武平通にある商業ビルの三階、南国酒場ダイヤモンドヘッドⅡ ランチを始めたらしい。黒カレーに鯖サンドかぁ。探検してみようか、とスナック風な扉を開けてみる。 カウンターには緑の帽子を被ったママさん風の女性、店内は椰子の木などが飾られハワイ風、店にある三台の大型スクリーンでは2000年前後のサザンのコンサート映像が流れている。そしてメニューは鯖サンド。 なんなんだろう?この絶妙なミスマッチ感。南国、緑の帽子、椰子の木、サザン、海の幸鯖…方向はあたかも同じ方向を向いているのだが、最後のゴールが上下にぶれている感じ。ザワザワする違和感。 そして、お通しとして出される具沢山の赤出汁の味噌汁、ひじきなど和風の3品プレート。コ、コンセプトすらズレてきていいのん? ただ料理は美味い。ひたすら美味い。 かりかりに外を焼いたバケットに、マリネした野菜たっぷり、一尾丸ごとしっかり焼かれた鯖サンド。800円という価格に負けないサイズ感。大きさも充分。 さて、この違和感の謎は? 聞けばママさん、ランチだけ間借りで営業しているそうで、夜は若い女の子がカラオケで盛り上げてくれるそうよ、とのこと。 愛知万博の頃から、万博会場を含め鯖サンドであちこち転々と営業しているさすらいの料理人らしい。そりゃ美味いわ。 サザンは私が好きだから、だって。 なるほど、夜は南国酒場スナック。 昼はサザン好きのさすらい鯖サンド料理人が間借りで営業してたから、ザワザワ違和感があったんですね。 ところで、鯖サンドに赤出汁とひじきは…?なぜ?
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