
どちらかといえば単独行動を好む。B型の特性と上段に構えている訳でもないが、一人の方が周囲に気を使わずにいられるからよいではないか。同好のものでもいればよいが、なかなかピンポイントで相性よくマッチングする相手などいるわけもない。家内にすら拒否されるのだ。…無論、私の趣向が特殊すぎるということもあるのだが。
だから映画やLIVE、観劇などは一人で行くようにしている、というか誰も誘わない。面倒ではないか。映画館の暗がりで、ひとり密やかに泣いたり笑ったり、慄然としたり怒ったり、というのも悪くはない。
とはいえ、食事は大勢でとった方がよいのではないか。仕事中の外食は別として、基本は家族や友人たち、気のおけないもの同士でわいわいやりながら食べるのがよいのではないか。こればかりはさすがにみなと同じだろう。
子どもたちが小さな頃など、遊び始めた上の子を注意しながら、寝てしまいそうになる下の子に食べさせながら、という食事はとても楽しかった。当時はずいぶん面倒に感じたものだが。
だから鍋・焼肉などは当然、大勢で食べるものと思っている。…ひとり鍋というのもないではないが、あれはあさりのむき身などを小鍋に立て、銚子を傾けながら、という池波正太郎くらいのカッコよさがないと出来るものではない。
ひとり焼肉専門店
という形態が流行しているのだという。好きな部位を好きなだけ、好きな焼き具合で食べるのがよい。至極ごもっともな感情をかたちにした、ということか。
専門店こそないが、長野にもひとり焼肉を標榜する店はなくもない、篠ノ井のHABUKIYAとか。私もあの店は大好きで、ちょくちょくお邪魔するのだが、本日は少し趣きを変えて、今私がひとりで行きたい焼肉店、という趣旨で書いてみる。
「芳栄」
長野市居町の交差点すぐ裏の小さな焼肉店だ。チェーン店でもなし、食べ放題でもない。個人で切り盛りされているところ。どうせひとりで食べるならこういう店がよい。
「ホルモン」
まずはタン塩ではないか、という意見もあろうが今の気分はホルモンなのだ。焼き立てのフルフルを口中に投ずれば、あふれんばかりの脂、脂そして脂。これが甘く美味いのだ。
「上ミノ」
硬く引き締まったミノ。サクサクとした歯ごたえがたまらない。
「上カルビ」
刮目せよ、この厚み、この色合い。紅と白とがほどよく混ざり合い、素晴らしき新世界が現れる。
「石焼ビビンパ」
中身をよく混ぜ合わせ、熱く焼かれた分厚い鍋はだに押しつける。このおこげが美味い、美味すぎるのだ。
「カルビクッパ」
そして締めはこれだ。辛い辛いスープの中に様々な具材、大根、にんじん、ネギ、玉ねぎにカルビ肉そしてご飯。あぁ幸せだ。
というのが本日の妄想であった。あぁ焼肉食べたい。