更新日:2023年12月31日
メニューはうな重のみ!絶品うなぎに舌鼓
そろそろ神保町撤収の準備を始めるにあたり、まずは老舗中の老舗となるこちらに訪問です‼︎明治30年に牛鍋屋として開業、その後割烹の業態を経て今の鰻専門店になったそうです。建物は昭和8年のもの、千代田区景観まちづくり重要物件にも登録されています。 営業時間は昼のみで うな重 3500円 一択、鰻がなくなると早仕舞いすることもあるようです。ということで、時間通りに出られる日を選んでランチで伺いました。オーダーはもちろんうな重です。蒸しあげて軽くタレをつけて炙った鰻がスタンバイしており、オーダーを受けてから最後の火入れをするのですね。トレイではなく、鰻重、肝吸い、タクアンが並べられました。手間がかかるのはわかっていますが、トレイでチャチャっと運ばれてくるよりもずっと趣があります。これも店の流儀が貫かれていますね。 鰻重の蒲焼はカリカリな外側で中はフルフル、これは絶妙な仕上がりです。
安くておいしくてボリュームもあるランチが好評の鰻屋
お重の蓋を開けると、ご飯の上にみっちりとのったかば焼きが神々しい香りとビジュアルを放っています(^ ^) 程よく焦げ目がついてパリッとした皮、箸で切ると中はふっくらした身、それほど身厚な鰻ではないですが濃厚な味わいと締まった舌触りの上質な鰻に、キリッとしたタレがよくあっています。江戸前なテイストなのかしら? そして肝吸いには立派な肝が入っていますが臭みもなく、出汁を邪魔しない肝吸いで少し嬉しくなりました。香の物はきゅうりと千切り大根の浅漬け、山芋の糠漬けで、時おりご飯に合わせていただけば口の中がさっぱりとリセットされて、次の鰻がまた美味しくなるという美味しさの連鎖となってあっという間にうな重は終わってしまいました。 遅い時間にも関わらずコンスタントにお客さんがいらっしゃり、常連さんも多いみたいです。7割くらいの方が上うな重をオーダーしているので、これは一番人気メニューなのでしょう。でも次回のランチは上うな玉丼にもトライしたいな‼︎