更新日:2023年04月02日
胡麻油の風味の江戸前の黒天丼風、クオリティの高い美味しい天ぷらのお店
箸袋に「天ぷら うなぎ ふぐ 天三」と書かれている。 なかなかのゼネラリストでオールラウンダーなお店と思うが、上野〜浅草界隈には結構こうしたお店が多いかも知れない。 この界隈は神社仏閣が多いので、祭りや法要などの行事に利用できるよう様々な料理に対応できるお店が多いのだ。 それともう一つ、江戸時代より稲荷町(現在の東上野)は釣りのメッカであった事が挙げられる。 もちろん江戸時代でも東上野でフグが釣れた訳ではないが、近くの河川ではウナギやハゼが釣れた。大川(隅田川の浅草)の河口ではキスや穴子などの江戸前天ぷらの種が豊富に獲れたのである。 そして、江戸時代の稲荷町に「東作」という我が国初の竿師が登場した事も大きい。 やや脱線させてもらうが… 遊びとしての釣りは、17世紀の江戸に初まった。 理由は以下の4つと言われている。 ・平和の訪れ ・豊饒な江戸前の海 ・仏教思想からの解放 ・テグスの伝来 長い戦乱が終息した事で武士に余暇が生まれ、中世からの勢いが薄れた仏教思想の解放により殺生への抵抗感が和らいだ。
ランチタイムの賑わう、夜は鰻と焼き鳥と鮮魚の大衆割烹
「鳥・活魚・うなぎ」を謳っているだけあり、焼鳥からうなぎ、刺身まで何でも揃う。 先日の「天三」の投稿にも書いたが、神社仏閣の多いこの辺りは祭りや法要などに対応できるよう、さまざまな料理を看板にしている店が多い。 皆さん、ゲンコツ大の唐揚げ定食を食べている。 凄〜く、美味そうだ。 だが、ここは初志貫徹! ミックス丼@850円だー! 焼鳥丼にイクラちゃん!ハーイ! 焼鳥にイクラをかけて食べたいという欲望を持った事は一度もないのだが、案外合わないという事もない。 別にイクラをかけなくても十分に旨いと思うが、イクラがある方が華がある。 イクラって凄いな。 ただ存在するだけで華がある。 イクラなんでもズルイ!!