更新日:2021年11月26日
カジュアルな鉄板焼きのお店鉄板焼きも美味しくクラフトビールもあるお店
表参道から徒歩7分、渋谷からも同じくらいで歩ける2つの駅のちょうど中間に位置する九条ねぎ焼きのお店です。渋谷付近でなかなかのコスパを誇る人気の鉄板料理のお店があるとお誘いを受け、早速やって来ました。表通りから一本奥に入った路地にあるのですが、表に看板が出ているので迷うことはないと思います。 まずは日本酒スパークリングでお疲れ様な乾杯‼︎ お通し 400円(全て税別) は山芋そうめん、とびこが載っていて色合いも秋らしい一品です。柚子胡椒のタレがかかっているので少し刺激的なのも美味しい‼︎ さて、当然こちらに来たら焼き物を中心にしようと、スタートはこの季節ならではの 秋刀魚と大葉のパリパリ焼き 630円、すぐに食べられる 牡蠣のオイル漬け 980円、鯖のポテサラ 880円 です。目の前で秋刀魚が薄い生地とともに焼き始めたところで牡蠣がきました。マリネにはクセのないひまわり油を使い、出汁やみりんの和風オイル漬けで、旨味が引き立ちます。食べているうちに秋刀魚のパリパリ焼きが目の前で完成、出汁醤油系のタレが良い香り‼︎ 秋刀魚なので敢えて出汁粉は控えめにして風味を引き立たせているところが憎い気配りです。鯖のポテサラは鯖を目の前でこんがりと焼いて骨を取り、卵とともにポテトサラダに混ぜ込まれて供されるのです。極厚の鯖はしっとり感を残してフレークとなり、諸々の隠し味が仕込まれたポテトサラダに同化していて旨味たっぷりの新食味‼︎ これは自宅でも作りたいけれど、かなり難しいと思います。 お酒のつまみとしては最適の 馬車に乗ったモッツァレラ 880円 はバターとアンチョビでチーズサンドをカリッと焼いたものでモッツァレラが伸びる伸びる⁈ 素焼きのトーストではないところも素晴らしい‼︎ 作るのに時間がかかるのであらかじめオーダーしていた京九条ねぎ焼き(ホルモン) 1180円 が目の前で完成、小麦粉を使わないトロトロの生地にたっぷりの九条葱、新鮮なホルモンはプリプリしていて柔らかく、味がものすごく良いのです‼︎ これは私が食べた中でベストなねぎ焼きかもしれません。 そして変わった食材が目につき、いただいたのが 京生麩と彩野菜のバター焼き 860円 です。野菜の色が美しく、生麩が堪能的な舌触りでもうノックアウト‼︎ これは永遠に食べ続けられそうです。隠し味的なアンチョビも良い仕事をしていました。そして大将から勧められたのが、チゲ豆腐を食べている時に思いついたという 韓国風ホルモン豆腐 1080円 にもトライ、使っているキムチがめちゃ旨でまさに「焼きチゲ」でした。 メインに選んだのは 北海道肉厚帆立バター焼き 1580円と 広島菜の豚肉巻き 680円 です。帆立バターは山芋を土台にして共され、身厚な帆立は自家製ブルゴーニュバターで香り豊かにふっくらと焼かれていて、口に入れれば溶けるかと思うほど甘くて艶やかです。添えられたバジルソースはお好みとのことですが、焼き野菜につけていただくと口の中がさっぱりしました。豚肉巻きはさつまいもで飼育した豚肉を使っていて、肉の味も脂の甘さも申し分なしの身厚でみっちりと詰まった肉質で、広島菜の歯触りと豚肉と合わさった風味がgood‼︎ これも絶対ご飯が欲しくなる一品ですね。 〆はそばめし(山形牛牛すじ入り) 980円 です。オプションで目玉焼き追加しました。赤鶏の卵なのでコクと風味が加わって味に深みが加わるのは、今までいただいた料理で実感していました。細かく砕かれた焼きそばとご飯、柔らかく煮込まれた牛すじ煮、たっぷりの青ネギにソースを絡めて、お好みでピリ辛ソースを垂らしていただくのです。ソースは京都の小さな会社が作っており、ピリ辛ソースはソースを醸造した後に残るオリのようなものだそうで、これはアイディアですね‼︎生産者と繋がったお店であることがわかります。悲しいかな私たちはお腹いっぱいで完食は出来なさそう…相談したら余ったらお持ち帰りできるとのこと、これはいいサービスです。自宅に待って帰って、美味しくいただきました(^ ^) 大将は会社員を辞めて世界各国を旅して料理の道に入ったそうです。オリジナリティを感じる料理はヨーロッパの素材を使いながら和出汁や醤油などを合わせていて、和洋の旨味をうまく融合した料理に仕上がっていました。これを独学でここまで昇華させた力量と発想には頭が下がります。これからも意表をつく料理で楽しませてくれると思います。
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