
イチゴ大福はどこでもあるが、この店の売りはアンズ大福である。明治通りの都立広尾病院近くにある立派なビルの和菓子屋さんで、アンズどら焼きと一緒に買い求めた。
写真のように杏と粒餡が隔離されて二層になっている。杏の酸味と餡子の甘味がお互いに妥協せずに主張しているのがら、それぞれに引き立てあっている。
歌手で例えるならユニゾンで歌うコマドリ姉妹や双子のリリーズではなく、サイモンとガーファンクル、チャゲ・アスの感覚である。(例えが古くてすみません)
さて、アンズは生ではなく甘露煮であるが、その甘さの加減は幾多の試行錯誤があったに違いない。酸味をどれたけ活かすのか。そして餡子の甘味も同じくヨタ甘から控えめ、微糖までの幾段階を試作確認したと思われる。だから、創るのが難しく追随する者がいないのであろう。