
【台湾ベジタリアン「素食」の世界】
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本日は国立の
『台湾料理 中一素食店』
1986年創業。
訪問時点、
GoogleMAP評価「4.2」、
某グルメサイト「3.39」
日本語の「粗食」に似てますが、
中華圏における「素食」は
ベジタリアン食を指します。
『墨子』や『管子』といった
春秋・戦国時代の諸子百家の文献には
既に「素食」の言葉が登場している。
後に時代がくだり
大乗仏教や全真教といった宗教の
精進料理としての要素が加わり、
教義上で禁忌とされる
・五葷(ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、タマネギ)、
・三厭(天厭=鳥、地厭=牛・豚、水厭=魚介類)
を使わない素食の料理体系が完成。
さらに現代においては
健康志向と結びつき発展していく。
台湾の街中で見かける
寺院を示す「卍(まんじ)」に
「素食」の文字が入った看板の食堂が
まさに素食の店です。
ベジタリアン食って概して淡泊で薄味ですが、
台湾素食は大豆の疑似肉などのクオリティが高く
しっかり味で世界的に有名なのです♪
■揚げ野菜まん …680yen
キツネ色の美味しそうなビジュアル♪
これもベジタリアンですが、
意外に生地は油脂感がありオイリー。
カリッとした皮の食感も相まって、
ミスドのハニーチュロみたいな感じです。
餡はごぼうやキャベツ、椎茸等を詰めてあり、
食材の味を活かした素朴な味わい。
■酢豚風丼 …1080yen
杏仁豆腐と薬膳スープつき。
大豆肉を使った一品。
ユニークなのは味付けが黒酢ではなく
ケチャッピーなチリソース味。
ほんのり八角が効いており、
中華なスパイス使いだ。
アロマで甘い風味が彩りをそえる。
大豆肉ですが食感は
肉というより魚の練り物に近く
弾力感がある。
およそ
動物性の材料を使ってないとは
思えない味わいです。
■本日のお茶
漢方の生薬としても使われる
「決明子(けつめいし)」のお茶がサービスで出てきます。
…ちなみに豆知識。
アーティストのケツメイシの由来が
この「決明子」です。
実はメンバーの内2人が薬科大出身。
薬剤師資格を保有しており
漢方にも心得がある彼らが
下剤の効能がある「決明子」に、
“音楽で全てを出し尽くす”
アーティストとしての決意をかけて名付けています。
~あとがき~
以上、『台湾料理 中一素食店』でした。
ベジタリアンですが、
しっかり食べ応えもある台湾素食の世界を堪能できましたね~
メニュー眺めていると、
台湾かき氷や、
パイナップルケーキ、
仙草ゼリー、
愛玉子(台湾の先住民族ルーツの菓子)、
沙其馬(サチマ、中国東北部の満州族ルーツの菓子。台湾でもメジャー)
などなど
台湾でメジャーなスイーツや
お土産も多数ありましたので是非お試しを