
神保町のガヴィアルでビーフカレー。
日曜16時、ふらっと時間が余って入店。Retyと食べログの評判が良かったので試してみたら、結果的に“当たり”の一皿に出会えた。
2Fで少し分かりづらい立地だが、階段を上がった瞬間から欧風カレー特有の甘く香ばしい匂い。席につくとピアノのBGMが静かに流れ、オフピークの空間はほぼ貸切。食事というより“カレーを味わう時間”に切り替わる感じが良い。
ビーフカレー(¥1,780・甘口)は、バーモントカレー甘口くらいの穏やかな辛さ。甘みは果実系で、後半に牛のコクが静かに追ってくる。
牛肉は噛みごたえがありつつ、繊維感も脂っこさもゼロ。長時間の仕込みで、旨味だけを残した仕上がり。
そして意外な主役が“水”。東京の水道水とは思えないクリアさで、カルキ感がなく、口の中を完璧にリセットしてくれる。カレーと水の往復が止まらない。
セットのジャガイモは“1個or 2個”を選べるが、これは絶対に2個。ホクホクで甘みが強く、ルーを絡めると一瞬で消える。
接客は過剰でも素っ気なくもなく、ちょうど良い距離感。
有名店ボンディのような重厚感よりも、香りの層と後味の軽さで食べさせるタイプ。カレー通が「軽やかな欧風」を語るときに出したくなる店。
静かな時間帯に、ピアノと共にカレーを楽しむなら、日曜のオフピークが狙い目です。